ほるすのしっぽ

のんびりいきます
のんびりお付き合い下さい(笑)

ヴィルヘルム・ハンマースホイ展

2008年11月23日 | 美術館・博物館他
あまり聞き慣れない名前です
と言うか、初めて聞きました

20日に用事があり、会社を午後半休
用事が早めに終わったので、上野に「フェルメール展」を見に行ったのです
「週末はかなり混んでるらしいけど、今は平日の早い午後。きっと待たずに入れるに違いない」と思って向かった訳ですが・・・
上野公園入口の総合案内所でチケットを買おうと思ったら、「30分待ちですがよろしいですか?」とのお言葉
ちょっと風邪気味だし、寒い外で30分も待つのは嫌だなぁと思い、しばし悩むほるす

科学博物館に行こうかな? 動物園・・・パンダいないしなぁ・・・
で、総合案内所のおねーさんに「他に何かおもしろいの何かあります?」
「ハンマースホイはいかがですか?」
「ハン?」

「こちらの作品ですよ (^_^)」
「あ、なんか素敵な感じ。ではこちらをお願いします」

ヴィルヘルム・ハンマースホイ(1864-1916)デンマーク
日本ではまだ知名度が低いようですが、ヨーロッパでは高い評価を受けている画家さんなんだそうです

住んでいたコペンハーゲンのアパートがメインなんですが、その空間に人物のいる風景と室内だけを描写したものとに分かれています
人物のほとんどは奥さんのイーダさんがモデルだそうですが、肖像もそうなんですが、後ろを向いている構図が大半です
肖像画なのに後ろ姿???
はい、右に同じです
でも、後ろ姿なだけに、色々な想像をかき立ててくてます

誰もいない室内というセクションは、ちょっと今までにない雰囲気です
窓から差しこんでいる光が、明るくもあり、北欧の冷えた空気を感じさせたり
見た人の受け止め方が、すごく分かれるセクションだと思います
また、同じような構図で部分的に微妙に違う絵も多くありますし、「ルネ・マグリット」的な絵もあり、じっくり見ているとなんだかフワッと浮いてしまいそうな感覚になりました

暖かい季節に、コペンハーゲンに行ってみたくなる一日でした

ハンマースホイ展は、12月7日まで国立西洋美術館で開催中です

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