ほるすのしっぽ

のんびりいきます
のんびりお付き合い下さい(笑)

『男鹿和雄展』

2007年09月16日 | 美術館・博物館他
先日の台風関東直撃の日、たまたま用事があって会社を午前中で早退しました
幸いにも用事が超早く終わってくれたので、「まだ豪雨になるまでには時間はあるな」と勝手に判断
清澄白河にある東京都現代美術館で開催されている男鹿和雄展に足を運んできました

男鹿和雄さんとは、「となりのトトロ」などのジブリ作品の背景画を書いている、風景画の職人さんです
美術監督さんとかもされているんですが、あえて「職人さん」と呼びたい方です

トトロの背景画を描いた・・・という宣伝文句から、ジブリ作品から始まった方なのかと思っていましたが、「明日のジョー2」「幻魔大戦」などの男子・男性が好むアニメも手がけていたのです
そして、私の中でちょっと思い入れのある「時空の旅人」という劇場公開アニメにも携わっていたと知り、ほるす感激

「時空の旅人」とは、現代の人達が安土桃山時代にタイムスリップしてしまう、「戦国自衛隊」のアニメ版ってとこでしょうか
とにかく、私の敬愛する信長様が出ている(?笑)アニメなのですね (^^ゞ

話を戻して・・・
三鷹のジブリ美術館がいつでも混雑しているくらいですから、こちらも相当な人出を予想していました
なので休日に足を運ぶ気になれなかったのです
実際に休日はとんでもない混雑で、平日の午前中にお越し下さると良いですとどこかに案内が書いてあったくらいです
じゃぁ台風直撃間近のこの強風の中では、さぞや空いているでしょうと・・・

甘かった・・・
お子ちゃまがいないだけマシってとこでした

展覧会自体は、「観に来て良かった~」と、心から思えるほどの充実ぶりでした
とにかく展示作品の数が多いです
作品は年代順に展示されていますが、ラフスケッチや背景画にセル画を重ねたものや美術ボードと呼ばれるものなど、工夫満載で600点以上です
お恥ずかしい話ですが、アニメーションの背景画って水彩絵の具で描かれているのですね
ほるすはアニメはすべてセル画だと思っていたのですが、背景画は水彩がメインのようです

そして、初期の作品からジブリ作品のコーナーに移行する場所に、ちょっとしたサプライズがあります
ジブリ作品ファンなら垂涎ものです
これから観に行く方もいるかもしれないので、今回は「ひ・み・つ」にしておきます

また、ジブリ作品やアニメファンじゃない方も、風景画展として十分楽しめます
特に、吉永小百合さんが取り組んでいる原爆詩朗読会「第二楽章」への協力として描かれた沖縄の海の絵などは、まるでそこに本物の沖縄の海が広がっているようです
お時間のある方は、是非足を運んでみて下さい

ちなみに会期は9月30日までの予定でしたが、あまりの好評ぶりに10月1日の日曜日も急遽開催延長が決定しました
また日にちによっては夜の8時まで延長開場している日があるようですので、こちらのリンクでご確認のうえ、お出掛けください



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