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いろいろレビュー(旧サイト)

本と映画とときどき日記

シェムリアップ旅行

2014年07月18日 | 日記

カンボジアのシェムリアップに行ってきました。

シェムリアップは遺跡の周りだけ無理やり観光地にしたような町。
少し郊外に行くと高床式の粗末な家が並んでいるけど、人はみなあたたかく、楽しそうな感じ。

メインのアンコールワットはもちろん、バイヨンやタ・プローム、バンテアイ・サムレなど、遺跡は見どころだらけです。

アンコールワットのサンライズが見られなかったのが少しだけ心残りでした。
やはりベストシーズンは乾季の11月~1月ごろのようですね。


キセル『スキマミュージック ~2013 年忘れ&2014 謹賀新年ワンマンツアー~』

2014年01月27日 | 日記

キセルのライブに行ってきました。

会場はおなじみの恵比寿リキッドルーム。今回は珍しく(?)チケットもソールドアウトだったとか。

1曲目がいきなり「ビューティフルデイ」だったのはちょっと意表を突かれましたが、いつもやや違うアレンジですばらしかったです。

そのほか、個人的に特によかったのが「エノラ ゲイ」、「緑の日」、「ピクニック」、「コロンビア」あたりでしょうか。
本編最後は「ギンヤンマ」と「ベガ」で盛り上がり、アンコールの最後は、やはり二人演奏の「心と翼」でしっとりと締めました。

あとMCの中で知ったんですが、昨年、2013年に観に行った野音ライブのDVDが出てるとのことで、こちらも早速会場で購入しました。
Youtubeでも予告編が出てたんですね↓

キセル ライブDVD「野音でキセル」ー予告編ー


そして今年は結成15周年ということで、5月にSHIBUYA-AXと京都の磔磔でそのライブが行われるとのこと。
東京ならもちろんAXなんですが、できれば一度磔磔で観てみたいですね~。

『本の顔私の顔』坂川栄治×柳瀬博一トークショー

2014年01月16日 | 日記
一昨日のことですが、代官山 蔦屋書店で行われた、装丁家・坂川栄治さんと日経BPの柳瀬博一さんのトークショーに参加してきました。

テーマはずばり「売れる本とは?」。
個人的には柳瀬ファンで、今回のイベント情報もたまたま柳瀬さんのツイッター(@yanabo)で拾ったんですが、私もいちおう出版社の人間ということで半分は仕事柄の関心もあっての参加でした。

会場、というかトークスペースには坂川さんが手がけた本の一部が並べられていましたが、村上春樹訳のJ.D.サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』、ビジネス系の『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』、そして直近の新刊だと『ジェフ・ベゾス 果てなき野望』など、「これも坂川さんだったんだー」というような見知っている本も多かったです。

そして現れた坂川さんは、大きな体でオシャレなスーツに蝶ネクタイ、写真で見るよりずっと柔和でやさしそうな初老のオジさんという感じ(スイマセン…)で、しゃべり方もゆったりと落ち着いていました。ちなみに、坂川さんは今でも年に300冊以上の本の装丁を手がけられている(!)そうなんですが、パソコンは全然使わず(使えず?)、実際は部下の方々が作業をしているとのこと。

本題である「売れる本を作るには」ということについては、さすがにセオリー的な具体的秘訣といったものはありませんが、いろいろヒントになるところはありました。新聞の切り抜きを集めたり、チョコレートの包み紙から着想を得たり、日頃からのインプットがどこかでふと活かされという話にはなるほどなぁと。

でもなんといってもおもしろかったのが、坂川さんのライフ・ヒストリー。印刷所でインクまみれになって働いたり、喫茶店を経営したり、果ては借金を抱えたときの話や、北海道で解体肉から肉骨粉を作る壮絶な作業に携わったエピソードなどなど…。

そうした中でたびたび口にされてたのが、「はじめから装丁家になりたいと強く思っていたわけじゃない」という本音。大物装丁家ということで、実際に話しを聞く前はアーティスティックで職人魂を持ったギラギラした人を想像していましたが、まったくそういう感じではなく、ほんとにいろんなことに興味がある方なんですね。装丁以外の活動も幅広いし。

だからこそ、「いいもの作ってやる!」とデザインにのめり込む自分だけじゃなくて、それを客観的に一歩引いて見ることができるマネージャーとしての自分がいる。それによってわりとうまくいったんじゃないかという話でした。

あと付け加えておくと、こうしたおもしろい話を聞けたのも、柳瀬さんの巧みな司会力があればこそ。何というか、自分も坂川さんとのトークを楽しみながら、お客さんが気になりそうなことも自然な流れできっちり聞いてくれている。まあそれが仕事だから当然なのかもしれませんが、さすがだなーという感じでした。