『阿弥陀堂だより』。まだ見ていませんが、映画化もされてるみたい。
作者は南木圭士(なぎけいし)、信州で医師を続けながら作家活動をしている方です。
東京で医師として働いていた妻が、流産ののち心の病にかかってしまい、作家のはしくれである夫は妻とともに故郷の田舎で暮らす決心をする、というあらすじ。
南木さんの作品はいくつか読んだことがあるのですが、田舎の自然の描写がとても素朴できれいだといつも思います。なかでもときどき出てくる浅間山の描き方が好きです。
登場人物はもちろん作者自身がモデルなのでしょうが、どの作品でも自分の非力さを情けないと自覚しながら生きるというのが典型です。
「気弱やなー」と思う反面、その謙虚な生き方にいつも共感します。
そして他の作品も読みたくなってしまいます。
やっぱり医師だからこそ書けるものなんでしょうね。
タイトルの「阿弥陀堂だより」というのは、阿弥陀堂の堂守をしている96歳の老婆(おうめ婆さん)の言葉を村の広報に載せたものなんですが、これがまたいいです。
どれもハッとさせられるような言葉でした。
年の功ではありませんが、やっぱり人の奥深さは人生を過ごした時間と比例するところがあると思います。
お年寄りは大切にせんとあかんね。
作者は南木圭士(なぎけいし)、信州で医師を続けながら作家活動をしている方です。
東京で医師として働いていた妻が、流産ののち心の病にかかってしまい、作家のはしくれである夫は妻とともに故郷の田舎で暮らす決心をする、というあらすじ。
南木さんの作品はいくつか読んだことがあるのですが、田舎の自然の描写がとても素朴できれいだといつも思います。なかでもときどき出てくる浅間山の描き方が好きです。
登場人物はもちろん作者自身がモデルなのでしょうが、どの作品でも自分の非力さを情けないと自覚しながら生きるというのが典型です。
「気弱やなー」と思う反面、その謙虚な生き方にいつも共感します。
そして他の作品も読みたくなってしまいます。
やっぱり医師だからこそ書けるものなんでしょうね。
タイトルの「阿弥陀堂だより」というのは、阿弥陀堂の堂守をしている96歳の老婆(おうめ婆さん)の言葉を村の広報に載せたものなんですが、これがまたいいです。
どれもハッとさせられるような言葉でした。
年の功ではありませんが、やっぱり人の奥深さは人生を過ごした時間と比例するところがあると思います。
お年寄りは大切にせんとあかんね。