もうすっかりおなじみになった逆さまの赤ちゃんの表紙。
伊良部シリーズの第3弾です。
今回のはみんながよく知っている実在の有名人をモデルにした作品「オーナー」、「アンポンマン」、「カリスマ稼業」、
それから最後の「町長選挙」という4本立てでした。
個人的にははじめの「オーナー」が好きでした。
世間を騒がすワルモノの大御所プロ野球オーナー、
これだけで実際には誰のことかわかってしまうと思いますが。
ハッピーエンドという言い方がいいかわかりませんが、とにかくいい終わり方でした。
他のシリーズもそうですが、読んだあとは元気が出ます。
いろんな小さい悩みが、「なんだ、たいしたことないじゃん」っていう気になってくる
相変わらず注射を打ちまくるだけの精神内科治療は怪しいものですが、
とりあえずこの本自体がその役割を果たしているみたいです。
伊良部先生とマユミさんに感謝。