昨年ヒットしたらしい『あらゆる領収書は経費で落とせる』の「確定申告編」となっている本書。
確定申告が必要な個人事業者やフリーランサーなどがメインの対象とされていますが、自分のようなサラリーマンにも当てはまることがある(第1章)とのことで読んでみました。
ポイントをざっくり言うと、「いかにして『控除』を得るか」ということ。
個人的にも最近年末調整をしたばかりで、このへんのことを改めて知っておいたほうがいいかなと思っていたところだったので(結局、今年度は特に申請するような控除はなかったのですが)、わりと関心を持って読みました。
「サラリーマン編」の例を挙げると、扶養家族、盗難、自然災害、医療費、温泉、生命保険料、スポーツジム、さらにはキャバクラ代まで、実はあらゆるものが控除の対象になるとのことで、「へぇー」という感じ。
それと、仕事上でよくわからなかった減価償却の計算方法(定額法と定率法とか)がわかりやすく書かれていたので、そのへんがすっきりしました。
全体的には、「自分にはあんまり関係ないかな」という内容も多いのですが、税金についての意識を高めるという意味では読んでよかったような気がします。
その点では、あとがきに書いてあった、
<最近、日本は格差社会になったと言われますが、税を少しでもかじったものならば、「格差社会は税金」が作ったもの」ということがわかるはずです>
という一文は、確かに税金の弊害の一側面を言い当てているのかなと思いました。
ただし、トヨタの社長(年収3億4000万円に対して、所得税と社会保険料の合計が5438万円、21%の負担率)と平均的なサラリーマン(年収430万円に対して、同じく149万円、35%の負担率)の比較は、税負担率だけを見ると不公平ですが、お金の絶対値としては、やっぱり「自分だったら5000万以上も払うのやだな」と感じてしまうような気がします。
確定申告が必要な個人事業者やフリーランサーなどがメインの対象とされていますが、自分のようなサラリーマンにも当てはまることがある(第1章)とのことで読んでみました。
ポイントをざっくり言うと、「いかにして『控除』を得るか」ということ。
個人的にも最近年末調整をしたばかりで、このへんのことを改めて知っておいたほうがいいかなと思っていたところだったので(結局、今年度は特に申請するような控除はなかったのですが)、わりと関心を持って読みました。
「サラリーマン編」の例を挙げると、扶養家族、盗難、自然災害、医療費、温泉、生命保険料、スポーツジム、さらにはキャバクラ代まで、実はあらゆるものが控除の対象になるとのことで、「へぇー」という感じ。
それと、仕事上でよくわからなかった減価償却の計算方法(定額法と定率法とか)がわかりやすく書かれていたので、そのへんがすっきりしました。
全体的には、「自分にはあんまり関係ないかな」という内容も多いのですが、税金についての意識を高めるという意味では読んでよかったような気がします。
その点では、あとがきに書いてあった、
<最近、日本は格差社会になったと言われますが、税を少しでもかじったものならば、「格差社会は税金」が作ったもの」ということがわかるはずです>
という一文は、確かに税金の弊害の一側面を言い当てているのかなと思いました。
ただし、トヨタの社長(年収3億4000万円に対して、所得税と社会保険料の合計が5438万円、21%の負担率)と平均的なサラリーマン(年収430万円に対して、同じく149万円、35%の負担率)の比較は、税負担率だけを見ると不公平ですが、お金の絶対値としては、やっぱり「自分だったら5000万以上も払うのやだな」と感じてしまうような気がします。