大鐘映画賞、授賞式が終わりました。
作品賞は、『グエムル』でもなく、『美女』でもなく、『家族の誕生』でした!!
びっくり!! でも、納得!
この1年の韓国映画界の充実振りを示すように、各賞は、さまざまな作品が獲得しました。
それぞれの映画の特徴を象徴する受賞になったように感じます。
(トップ画像は、パク・チビン君。私のベストドレッサー賞です^^)
作品賞 :『家族の誕生』
監督賞 :ポン・ジュノ 『グエムル-漢江の怪物-』
主演男優賞:アン・ソンギ 『ラジオスター』
主演女優賞:キム・アジュン 『美女はつらいよ』
助演男優賞:キム・ユンソク 『イカサマ師』
助演女優賞:シム・ヘジン 『国境の南側』
新人男優賞:リュ・ドクファン 『天下壮士マドンナ』
新人女優賞:チョ・イジン 『国境の南側』
こういう授賞式は、受賞者の顔だけでなく、ノミネート作品それぞれの魅力を垣間見れますし、
韓国映画界の華やかさと、映画界を支えるさまざまな人たちの活躍や、これまでの歴史も感じることができます。
わくわくして、楽しくて、好きです~。
特に今年は、各賞に29作品がノミネートされたそうで、韓国映画の多様性を見せ付けられました。
結局、各部門の受賞も分散。
ほんとに、面白そうな映画が、量産されていたんですね。
日本公開が決まっている映画も、何本か、獲得していました。
ぜひ、日本で見る参考にしてください。
中継の中で、特に印象に残ったのは
①功労賞の受賞。
カンヌ映画祭で最優秀女優賞を獲得したチョン・ドヨンが受賞しました。
そして、その前に、老俳優シン・ヨンギュン(先生と呼ばれていました)にも、功労賞が送られました。
300本以上の映画に出演した、韓国映画界を支え続けた俳優さんで、
尊敬する大俳優の登場に、会場じゅうがスタンディングオベーションで拍手を送り、とても感動的でした。
②倉本祐樹が、音楽賞のプレゼンテーターに。
ピアニストの倉本祐樹が、この授賞式で演奏を披露するとともに、音楽賞のプレゼンターをつとめました。
『冬のソナタ』でお馴染みのパク・ソルミとともに登場。
とても、緊張した様子でしたが、韓国語での挨拶に、会場から暖かい拍手がおくられていました。
韓国の歴史ある映画賞授賞式で、日本人がプレゼンテーターとなるなんて、とてもうれしいです。
③監督賞を獲ったポン・ジュノ監督
受賞の挨拶で、他の監督に「ミヤネムニダ~」と謝ると、他の監督が「ヒュ~、ヒュ~」と言いながら、拍手。
監督同士も、みんな仲がいいんですね。
④作品賞『家族の誕生』の受賞の瞬間
一瞬、沈黙の後、キム・テヨン監督やスタッフだけでなく、周りのノミネート監督たちも拍手喝さい。
派手ではなくても、いい映画が選ばれたようですね。
今回は、WowKoreaの生中継で観たのですが、見やすかったです。
レッドカーペット中継も見れたし。
これからも、やって欲しいな~。
それにしても、生放送なので、かなり時間が押していたようです。
最後の盛り上がっていく賞が、パタパタパタ・・・と終わってしまいました。
20~30分くらい、放送時間をオーバーしてたから、しょうがないですね。^^
こういうのも、生で観ていると面白い。
では、各賞の受賞を、作品別にご紹介しますね。
『家族の誕生』
作品賞・シナリオ賞
『グエムル-漢江の怪物-』
監督賞(ポン・ジュノ)・編集賞
『美女はつらいよ』
主演女優賞(キム・アジュン)・音楽賞・撮影賞
『ラジオスター』
主演男優賞(アン・ソンギ)
『イカサマ師』
助演男優賞(キム・ユンソク)・衣装賞
キム・ユンソクは、昨日ご紹介したドラマ『復活』でも、存在感を示していた俳優さん。
『国境の南側』
助演女優賞(シム・ヘジン)・新人女優賞(チョ・イジン)
このW受賞には驚きました。
シム・ヘジンは、『宮』のユル君オンマ。
日本での公開も決まっている映画です。
これは、必見ですね。
『天下壮士マドンナ』
新人男優賞(リュ・ドクファン)
『私の小さなピアニスト』
新人監督賞(クォン・ヒョンジン)
『角砂糖』
企画賞・音響効果賞
やっぱり、この映画、いいんですね~。
地味ですが、作品性の高さを感じさせる賞での受賞です。
韓流シネフェスでの上映が、待ち遠しいです。
『中天』
美術賞・映像技術賞
韓国では、特殊技術を使ったこういう映画はあまりなかったみたいですね。
技術面で、評価されているようでした。
『極楽島殺人事件』
照明賞
<映画発展功労賞>
シン・ヨンギュン
<特別賞>
チョン・ドヨン
<人気賞>
国内男優:イ・ボムス ←今回、黄色い歓声が一番多かったのは、彼です!
国内女優:キム・アジュン
海外新人男優:チョン・ジフン(ピ)
海外新人女優:キム・テヒ ←途中で帰ったので、ムン・グニョンが替わりに受賞してました。
いつの間に終わったんだ~
オッパがでていないと 見ることもないのね~
チョン・ドヨンさんはホンマに功労賞だね
いつもありがとうね!
ネットつなげたら23時で、すでに終了でした(笑)
しかし、各賞、ひとつの作品に偏らず、まんべんなく受賞していましたね。
私は、それでいいと思っているんですけど、韓国では、「まんべんなく賞が分配されている感じがしておかしい」と話題になっているみたいね。
しかし、パク・チビンくんは、いつ見てもかわいいわ~。
青龍賞は『グエムル』だったけど、大韓民国映画賞は『家族の誕生』でした。
『グエムル』でも『美女』でも、文句はなかっただろうに、あえて、作品性が高いといわれる『家族の誕生』に作品賞を与えるというのは、さすがだと感じました。
会場じゅうもそんな雰囲気があって。
ここ何ヶ月か、韓国映画が停滞気味のようですが、
映画は興行だけでなく作品性で勝負!
それが、韓国映画らしさであると思います。
東京国際映画祭は見逃したんですよ・・・。
一般公開しないかしら。
韓流も落ち着いてきたようだし、スターはいなくても面白い映画も公開して欲しいですね。
>ROSEちゃん
そうそう、オッパァいなくて寂しかったです・・・。
ガンホ兄さんが、すっかり「変な奴」モードでしたよ。
でも、生で見ていると、ほんとおもろい!
イナのおじさんが助演男優賞のプレゼンターで出てきて、べらべらしゃべりすぎたのよ。
発表でも、おどけたりして。
すっごく面白かったんだけど、時間の遅れにかなり影響してたと思う。
オッパァの司会というのも、見たいよね。
『JSA』の頃、やってなかったけ?
>わんわんさん
本当に、まんべんなくだったわ。
でも、どれも、とっておかしくないと思うんだけどね~。
トップのパク・チビン君、いいでしょ!
あとは、キム・テヒがかわいかったですぅ。
どこだかで、「チョ・インソンがアンドレ・キムに負けない白スーツ」と見出しが出てたのが笑えました。