我が家の長男、名前は 『 チョビ 』 。 ♂、現在4歳。
甘えん坊で母にベッタリですが、おっとりしていて優しい良い子です。
そんなチョビにも、とんでもない困ったチャンだった過去があります。
子猫時代ですから、小さな悪戯は数知れず。中でも印象的なのはふたつです。
ひとつは、私の彼の顔にダイブした 流血事件。
もうひとつは、家中を泥だらけにした泥んこ祭事件です。
それは、チョビが我が家に来て半年経った頃でした。(生後8ヶ月くらい)
残業で帰りが遅くなった私は、近所のお弁当屋さんでお弁当を買い、9時くらいに家に到着。
「さ、ご飯ご飯 
チョビ、ただいま~
」
玄関を入り、台所と部屋に続くドアを開けました。
あまりの惨状に、足は止まり、言葉も出ませんでした。 
ドアを開けた正面に小さなテーブルがあり、その上に、サンセベリアの鉢植えが2つと浄水ポットが置いてありました。
惨劇の数日前に撮った写真です。
鉢植えは2つとも床に落ち、土が全部掻き出されて、サンセベリアは根っこ丸出しで散乱していました。
浄水ポットは倒れていて、水は全て床にこぼれていました。
土と水がいい感じにミックスされていて、台所の床は泥沼のよう・・・。
その泥の中で、チョビが大喜びでゴロンゴロン転がっていました。 
「 ・・・・。 楽しそうだね。」 ← 怒鳴る気力もなくす母。 
帰ってきた母の足元に、泥の塊と化したチョビがお出迎えに来てくれました。
嬉しそうに母の足にスリスリ
。 母の足は、ドロドロ。
チョビが歩くと、通ったところがドロドロ。 見回すと、家中がドロドロ。
部屋中を逃げ回る(鬼ごっこをして遊んでいると思っている) 「動く泥の塊 チョビ」 をやっと捕まえ、部屋中の泥を掃除し終わると、11時を過ぎていました。
「 はぁ~・・・。ご飯食べよ。あ~ぁ、冷たくなっちゃった。」
ノートパソコンをテーブルの上に広げ、その横にお弁当とお水のペットボトルを置いてお食事スタートです。
いつもはそんな事しないのに、時間も遅いし 「ま、いっか」 と思ってしまったのでした。
それが更なる悲劇を呼び寄せた・・・。
台所に何かを取りに立った隙に、洗浄済みのチョビがテーブルの上を駆け抜けました。
ペットボトルはよりによってパソコン側に倒れ、水がパソコンに注がれました。
「 あ゛~っっ
」 ← 慌てふためいて駆け寄る母。 
時すでに遅し。水はほとんどがパソコンに注がれ終わっていました。
おそるおそるノートパソコンを持ち上げ、少~し傾けてみました。
すると、側面にあるケーブルをつなぐ穴から、水が ザァ~

「 ・・・。 終わった・・・。
」
拭けるところを出来る限り拭いた後、パソコンの電源を入れてみました。
ピーポー
ピーポー
ピーポー

みなさん、ご存知でしたか?
パソコンって、ピーポーピーポーって、サイレンみたいな音を出すんです。
私は全然知りませんでした。初めて聞きました。
慌てて電源を切り、しばし動悸を鎮めるために深呼吸。
数日後、溺れたパソコンの電源を入れてみると、普通に動きました。 
おぉ~っ! 以外にタフ。 
いつもは飲まない 「ただの水」 だった事が不幸中の幸いでした。
結局そのパソコンはスグにおシャカになってしまいましたが、知らなかったパソコンの一面を垣間見ることが出来て、ちょっと満足な脳天気な母。
今はすっかり穏やかな良い子のチョビを眺めて、昔を懐かしむ母でした。 