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HONEY FM 82.2 ブログ

兵庫県三田市にあるラジオ局HONEY FMのブログ。周波数は82.2MHzです。

イタリアの引き出し

2013-06-15 12:36:00 | 鳥飼美紀
サウンドブランチ 鳥飼美紀です。
今日は生放送中に大阪から若い友人が訪ねてきてくれました。
この秋に結婚するというフィアンセを連れて・・・
神戸三田プレミアムアウトレットへのデートということで、ふと私のことを思い出してくれたようです。
差し入れにコヤマロールの新商品「CLASSIC BUTTER」をいただき、ワーオ!
☆ゴージャスな中包み
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☆甘いもの苦手な私は、このくらい量のクリームだと安心
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しかも私、バタークリーム大好きなのです。
そして、初々しい雰囲気のカップルを見ていると、こちらまで幸せな気分になりました。
さて今週の1冊は、今日の「こころはいつもいつもサザン色」のコーナーでご紹介したこの本です。
「イタリアの引き出し」 内田洋子著 阪急コミュニケーションズ刊
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「フィガロジャポン」のWEBサイトに連載されたエッセイをまとめた本だそうです。
内田さんは、「ジーノの家 イタリア10景」という本で、2011年に日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、現在イタリアはミラノに在住という、神戸市生まれの女性です。
本棚から私に凄いアピール力で迫ってきたこのエッセイ集。
シンプルすぎるほどの表紙ですが、中を開くと控えめに配置された写真がとてもお洒落です。
文章も余計なものをぞぎ落としたあっさりとしたものですが、情景はしっかりと想像できるという魅力的なもの・・・(見習いたい)
各エッセイのタイトルのページに配されたカラフルな付箋に「primavera(春)」「dono(贈り物)」などの、テーマとなるイタリア語がくっついています。
そこで見つけたのが放送で話題にした「atmosfera(気配)」という単語でした。
この単語、どこかで聞いたような・・・そうだ、サザンオールスターズの「よどみ萎え、枯れて舞え」という曲の中にあったはず!
歌詞カードを見てみると、サザンの曲の中では英語の「atomosphere(雰囲気)」となっていました。
初めて聴いた時から何十年も意味を調べることなく、でも耳に残っていた言葉でした。
で、嬉しくなって今週のサザンな1曲は「よどみ萎え、枯れて舞え」をおおくりしたわけです
ささやかな運命を感じさせてくれた「イタリアの引き出し」。
私の尊敬する作家のひとり塩野七生さんもイタリアに住み、仲良しの元ハニーDJの田中可奈子さんも昨年からミラノに・・・
そしてこのエッセイを読んだからには・・・・一度はイタリアを訪れたい私です。

今週の1冊「タマネギのひみつ。」

2013-06-08 12:32:00 | 鳥飼美紀
サウンドブランチ 鳥飼美紀です。
いきなりですが、今週の1冊です。
「タマネギのひみつ」 黒柳徹子 聞き手:糸井重里 祥伝社
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タマネギ・・・とは黒柳徹子さんのことで、彼女に糸井重里さんがインタビューしたもの。
糸井さんのウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で企画されたものが本になりました。
会話の内容がそのまま収録されているので、息遣いまでが感じられそうなリアルなインタビューです。
ユニセフの親善大使、窓際のトットちゃん、徹子の部屋、ザ・ベストテン、パンダ好き・・・などなどで、黒柳さんのことは皆さんよくご存じだとは思います。
でも、水中ヨガが得意とか、笑いながら上手に息継ぎをするからあんなにたくさんお喋りができるとか、そしてあの玉ねぎ頭の中に何が入っているか・・・などはご存知でしたか?
想像以上にユニークな女性で、もっともっと彼女を知りたい!という気持ちになりました。
それは、黒柳さんのお話には嘘がないと思ったからです。
自慢するときにはしっかり自慢する、知らないことは知らないとはっきり伝える・・・これって大切なこと。
歳を重ねても好奇心旺盛で、何でも面白がる姿勢も見習いたいと思います。
この本を読むと、今まで黒柳さんに興味のなかった人も、きっと彼女のことを好きになるでしょう。
さて、放送のエンディングでお話した「私の鼻歌」。
私がふと口ずさんだメロディが何の曲なのか~と周囲を巻き込んでしまい、
夜も眠れないほど気になった1人の後輩ちゃんの執念で解明された、というお話をしました。
その曲、懐かしのスポ根ドラマ「サインはV」の挿入歌「この道の果てに」は、YOUチューブで聴けますよ。
40代~50代の方にはとても懐かしいと思います。一度お聴きくださいませ。

あじわい夕日新聞

2013-05-25 12:12:00 | 鳥飼美紀
サウンドブランチ 鳥飼美紀です。
連日暑い日が続いていますね。
一気に夏が近づいてきたので、夏を前に、ダイエットやお肌の手入れをしなくては・・と少し焦ってきました。
お肌の手入れ・・というか素足の季節に備えて、こんなものが今話題のようです。
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この中に入っているフルーツ酸が足の角質をキレイに取り除いてくれるらしいです!
経験済みの友人たちの「びっくりしますよ~、足の皮(角質)がズルッとむけてツルツルになるんです!」
というコメントを聞いて、さっそくドラッグストアで購入してみました。
ブーツ型の袋の中にたっぷり入ったフルーツ酸。その袋の中に足を入れて1時間待ちます。
すると1週間くらいの間に足の皮が見事に一皮むけるのだそうです!
実は今月の初めに購入したのですが、足に少し傷があったので使用を延ばしていました。
その傷もそろそろ治りつつあるので、近々トライしてみようと思います!
では、今週の1冊です。
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今週は、もちろん「あじわい夕日新聞~夢をアリガトウ~」 原由子 (朝日新聞出版)
サザンオールスターズのキーボード担当で、ソロシンガーでもあり、私の大好きな桑田佳祐のパートナーでもある原坊こと原由子の15年ぶりのエッセイ集です。
彼女の語り口や文章には、そのまま人柄が表れていますね~。
ちゃんと芯がある女性なのに、漂っているムードは「ほんわか」、ガツガツしていないのにトップまで上りつめちゃって・・・と、不思議な女性です。
2009年から今年の春まで朝日新聞の夕刊に連載したコラムをまとめたものですが、この4年間って、桑田さんのふとした病や大震災があったりして、原坊にとっては激動の4年間。
でも読んでいると大変さは感じさせず、どんな時も音楽の力を信じて感謝の気持ちを忘れない豊かな日々が綴られています。
ところどころに「天然由語」と題してあとから加筆したエッセイもあり、読みごたえありますよ。
エッセイの中で原坊が涙した場面では私も同じように涙ぐんでしまいました。
けっして悲しいことに涙するわけではなく、「感謝の気持ちで涙が出る」・・そんな感じです。
心が折れそうな時に、いつも彼女に寄り添い励ましてくれたのが「音楽」なら、私にとってのそれは「サザンオールスターズ」であり「桑田佳祐」の音楽なのでした。
これからも頼りにしています!
あ・・桑田さんのあとがきもいい感じですよ♪

桑田グラス!

2013-05-18 12:59:00 | 鳥飼美紀
サウンドブランチ 鳥飼美紀です。
放送でもお話しましたが、今週我が家に届いた宅配便・・・
☆段ボールを開けると・・・
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☆おおっ!見覚えのあるお顔・・・
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☆桑田さんじゃないですか~♪
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☆かなりしっかり梱包されていますね、桑田さん!
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☆やっほ~!ブロンズ色のケースにサインが・・・
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☆もうすぐ・・もうすぐです。
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☆やっと出てきました~!「桑田佳祐サイン入り公式ペアグラス」!
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写真ではサインがほとんどわかりませんが、しっかり印刷されております!
このグラスで早くサッポロ・プレミアム・アルコールフリーをキュッ~と飲んでみたい!
さて・・・っと、今週の1冊は、
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「タイニーストーリー」 山田詠美 文春文庫
私の読書人生で初の山田詠美です。
恋愛小説家という彼女のイメージが、「食わず嫌い」だった理由です。
(恋愛ものは、本も映画もお芝居も基本的に興味がないのです・・・)
先日、何かの本で彼女が過去に「風味絶佳」という短編集で谷崎純一郎賞を受賞していると知り、読んでみようかな~と思い、とりあえず文庫新刊の「タイニーストーリー」を読んでみました。
21の短編小説集で、ほとんどの物語が「えっ~!?」という結末を迎えます。
「どうなるのかな?」と思いながら読んでいると、いきなりストンと幕が降りるように終わる手法が新鮮でした。
それからどうなるの~・・・と思わず前のめりになるような、とても魅力的な物語ばかり。
なかでも「電信柱さん」は、電信柱がサクラ草に恋をするという素敵なお話ですが、少々の毒もあり印象的でした。
そのほか、「宿り木」や「モンブラン、ブルーブラック」も面白く読みました。毒だらけ(笑)
著者紹介によると、文藝賞・直木賞・平林たい子賞・女流文学賞・泉鏡花賞・読売文学賞・野間文芸賞などを受賞している実力派なのでした。どうして今まで読んでいなかったのか悔やまれます。
谷崎賞を受賞したという「風味絶佳」も探して購入しました。
こちらも短編集で、どんな幕引きのドラマが語られるのか、とても楽しみです。

泡沫日記

2013-05-11 20:55:00 | 鳥飼美紀

サウンドブランチ 鳥飼美紀です。
韓流スターの虜になっている友人からの韓国土産です。
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林檎かと思いきや中にはクリーム状のものが・・・ハンドクリームでした。
爽やかな林檎の香りのクリーム、手に塗ってしばらくすると甘い香りに変化します。
使用後の容器も何かに使えそうで、とても可愛いお土産でした
友人は韓国の新人俳優さんとのツーショット写真を得意げに見せてくれましたが、
韓国の俳優さんはファンサービスが凄いようですね。
その写真は、友人と密着して俳優さん自身がスマホ(友人の)のシャッターを押してくれたそうで、
まるで恋人同士の1枚のようでした。

さて、前回のゴルフからまだ3週間ですが、またまたラウンドしてきました
東条パインバレーゴルフクラブ(旧タイガースゴルフクラブ)です。
ウッディタウンの我が家から30分くらいで到着。
素敵な外観のクラブハウス、広く緩やかなコース、グリーンは少し早目のように感じましたが、
結構ロングパットも入り、ゆったり楽しくラウンドすることができました。

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少々高級ですが、リピーター割引があったので6月も予約を入れちゃいました~!
私たちのモットーは「スピード感のあるラウンド」。
ちゃっちゃか、ちゃっちゃか進むので7時半にスタートするとランチが9時過ぎくらいになる。
そんな時間からステーキランチをいただき、後半のエネルギー源に・・・(なってるかな~?)

では、今週の1冊、私の好きなエッセイスト酒井順子さんの 「泡沫日記」 集英社刊 です。

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高校生の頃からエッセイストとして活躍している酒井さんも、もう40代半ば・・・早いものです。
彼女の物事に対する分析力にはいつも脱帽、女子の少し意地悪な目線のエッセイも
私好みで、ここ10年くらいのエッセイはほぼすべて読んでいます。
今回のエッセイは、中年となっても「初体験」なことは日々あり・・・という内容。
ちょっぴり意地悪な酒井さんも「中年」になり、なんとなく目線が丸くなってきたように感じます。
東京で生まれ育ち、バブル世代でもある彼女が、家の草抜きや井戸の修理にいそしんだり、
地方のホームセンターで農作業用の帽子や作業ズボンを購入する・・・う~ん、感慨深い(笑)