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自然は優しく美しいものなのか?

Tanbo110815
[朝もやと田んぼ]

夏休み・・ 東京を離れる。本当は、それは喜ばしい事なんだけど、今年から変わってしまった。放射線量を考えると、まだ東京のほうがいいかもしれないから。

こんな考えにさせてしまった、東電に、政府に対する怒りは決して納まらない。


Dote110815
[ねこじゃらしの気持ち]

早朝、朝もやたちこめる中を散歩した。どこをみまわしても、昨年の夏と何も変わらない。土手に生きる ねこじゃらし は、どんな気持ちなのだろうか。。

諸々・・「うそだった」事に気づいた。自然は優しいものではない事をみせつけられた。

Inakamiti110815
[田舎道]

里山の風景は美しい。でも、それは人間の手が入り管理されている美しさだ。安定しているからこそ 「安心して」みれる美しさ。

しかし、自然そのものを 人間は管理する事はできない。美しく見える植物達は、自分達が生存するために他の種との生存競争をし続けている。田畑は、人の手が離れれば あっという間に藪化する。植林された山々は、人の手が入らなくなれば黒い山になる。密集山で木々は生存競争に疲れ果て、山自体の生気が薄れる。
大雨で山は崩れ、さらに荒れる。しかし、そこにまた生存競争の場が生まれる。でも、元の「自然な山」になるにはものすごい時間がかかる。戻らないかもしれない。(アフリカの砂漠化のように)

自然は一瞬にして人間の作ったものを壊す。でも人間も自然をあっという間に壊す。それも「自然」なのかもしれない。だとすれば、人間が滅亡する事も 自然な事だ。(自滅というほうが正しいかもしれないが)

つまり、自然は優しいものなんかではない。

Midori_no_sekisou110815
[緑の積層]

植物達の競争は、どこかの時点で、とりあえず折り合いがつく。決して気の許せる状態ではないけれど。。自然の気候や現象にも、そうゆう時期、時間、瞬間がある。そうゆう一瞬の平穏の状態が、人間にとって「(自然の)美しい姿」を見れる時なのかもしれない。

自然は、人間のためにあるのではない。自然自体が各「種」の永遠に続く「生存競争状態」なのだ。

強くなければ生きられない。

体力的に精神的に。

しかし、人間は、共に生きる 事ができる。相手を淘汰して生きるのではなく、共存する「知恵」を持っている。

与えられて生きるのではない。それぞれが、それぞれの知恵と能力を使い・・・共に生きる。

自然とも 共に・・・

**

Suibotu_inu110815
[水没する犬]

田んぼの水路・・・ お気に入りの場所があるのか・・・ だいたい決まった場所で、こうして、水路に入り水に浸り全身を伸ばす。。

気持ちいいんだろうね~

でも、ホースで水を掛けてやるとビビる・・・

コメント一覧

しだ
けこさんの話、衝撃的な話なので即効で返事します。
「自分が口にしないものを作って売ってる」

それはずっと前から気にしてた。有機栽培だなんてのも名前だけだという事もわかってる。

それって、最近でもそうなの?だとしたら、言葉は悪いけど、日本の農業って いかれてるよ。。そりゃあ、全ての農家の人がそういうわけじゃない、農家だけが悪いという事じゃない、って事はわかってる。原発と同じ構図なんだよね。我々ひとりひとりの問題でもある。

しかも、それは農業だけじゃない。建築業だって同じ。自分なら絶対に住まない家を平気で作る。

日本全体が、大なり小なり 原発と同じ構図 の組み合わせなんだよ。

もう変えなきゃね。次の世代に胸張って渡せる日本を作らなきゃ!
一人一人誠実に。自分だけ、自分達だけ じゃなくて みんなが幸せになれる国にしなきゃね。ひとりひとり、仕事に誇りをもって生きていかきゃ、いけなくては おかしい!
けこちん
しださんの言葉に水を差しますが。。。
http://ameblo.jp/kirazu7/
私の散歩道の水路には しじみも居ます、でも誰1人取りません。何故?尋ねました、田んぼの持ち主さんに。水に農薬が混ざっているので その事を知らない人はしじみを取って食べる、でも私らは絶対食べない!と。
サギもいっぱいいますよ、こっちにも★
おたまじゃくしも、ザリガニも昔ほどではないけどいますよ♪ きっと農薬に慣れて適応出来てしまったのではないでしょうか。。。
用水路の水に浸かるとうちの犬は必ず湿疹が出来ます。なので暑さしのぎに用水路に飛び込んだ日には絶対 帰ってきてからシャワーさせるんです。ラジコンヘリは うちの隣町ではまだやっていますね、今はリュックのように背中に背負って朝早くか 夜に農薬を撒いていますね。あ、それから鮎、実家近くの川は 日本中で一番早く鮎の解禁になる場所で有名なんですが、名物は当然 ”鮎”なのですけど、地元の人は この川の上流から下流にかけての天然ものの鮎は絶対に口にしません! 汚染された川だと誰もが知っているからです。  
そんなことを ふと思い出したら、
人間も残酷なこと してるんだなぁって
自然を守る事より 壊す事のほうが容易なんだね。。。
しだ
けこさん
お盆で行ってきましたよ。

この辺、、土手は手で刈ってるみたいだな。。
以前はラジコンヘリで薬まいてるのをみたけど、最近は見ない。
ただ、なにがしかは薬使ってるから、水路の水はよくないんだろうね。
でも白鷺もいて、水路でなんか探してる。なので、毒性はそんなには強くないのかも。近くの川は アユ で有名なところだし、県の規制もあるのかも・・・?わかんないけどね。

こうゆう日本中にある風景・・・ あたりまえ過ぎるのかもしれないけど・・・ ほんとに美しいと思う。ずっとこのままであって欲しいのに・・・これから、どうなるんだろうね。。
けこちん
しださん、奥さんの田舎行ってたのね?
http://ameblo.jp/kirazu7/
田んぼの風景 私の家の回りと同じだね!
田舎の風景が”危険”と感じなければならない現実、
心が痛いです。


それでなくても この時期”消毒”と言って田んぼの稲に農薬散布されるので 朝夕の散歩が気がかりなんですよ!
その上 あぜの雑草は除草剤でしょう。。。
犬にはかわいそうな現実。

美しいと感じて心動かされてきた、そして癒されて来た
この風景を 守って欲しいし、続けていってほしい。

この美しさに傷を付けた”東電” 原発!
田んぼや稲や その回りの虫や花や 鳥には
何の罪もないのだから。。。

ねこじゃらしは 口がないから 黙ってる。
声を持っていたら きっと
『なんてひどいこと むごいことするんだ 日本人は』って
毎日 嘆いているよ。。。
それとも こんな理不尽なことされても
精一杯 生きてる限り 日本人に
自然の美しさを 与えてくれようとしてるのかな。。。
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