某ハウスメーカーで建てた家ですが、築6年でリフォームをしました。
理由はいろいろですが、一番の理由は、時間を掛けて施主の気持ちに対応しなかった事です。
メーカーの場合には、時間勝負ですから、契約さえすれば、スケジュールに沿ってどんどん物事が決まっていきます。
それが悪いというわけではなくて、「それでいい」人もいるわけで、そういう人には良い家づくりができます。
でも、多くの人が「メーカー」という安心感を選んで家を作ります。その安心感と「自分に合う家づくりができるのか?」は別の話なのですが・・・・
そこに気づく前にもう話しが進み、立ち止まる事も止める事もできなくなります。
出来上がった家に満足できればいいけれど、できないかもしれません。違和感も時が経てば忘れてしまうかもしれません。でも逆に、じわじわとその違和感が膨らみ、家が苦しくなってしまう事があります。
この家の奥様がそうでした。家族が増え根本的な条件が変わったという事はありますが、家づくりを「頑張る」事が優先で、その時々に感じた違和感を封印してしまっていました。いや、その時には違和感にさえ気が付かなったのかも。
違和感を持ち続けたシステムキッチンは撤去し、作り付けしました。
台の下に扉も引き出しもありません。オープンです。
小さくてあまり使えなかった食洗器を大型に変えました。
対面キッチンでリビングとの一体な感じが辛くなっていました。壁を作り小窓を空けました。
気に入ったブルーのタイルを選びました。
業務用のステンレスの戸棚を選びました。
ひとつひとつ納得した物で出来上がりました。
とても満足していただきました。
(つづく)
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リフォームは、大きく工事をすればたくさんの事が変わりますが、小さな工事でもそれ以上の気持ちの変化があります。ご興味ある方もぜひ読んでみてください。
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