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家の値段・今昔

戦後、祖父が土地を借り、家を建てた。
今思うとよくお金もなくて作れたものだと思う。(あったかなかった定かではない)
当時としては大変だったんだろうけど、それにしても安かったんだと思う。小さく簡素だったからだろう。小さな流し、1口のガスコンロ(当然魚焼きなどない)。風呂も当然家にはなく、近くの銭湯。新建材などないから、断熱材などいっさいなし。。
家は、ほとんど大工工事。あとは、左官屋と畳屋と瓦屋と建具屋。。電気屋と水道屋の仕事はほんの少し。。
私が生まれたころの時代、大卒の初任給が2万円だった(不確か)という。今の約10分の一。それよりもっと前なのだから、今の感覚で言うと、祖父の時代の家は、100万円(20坪)くらいだったかもしれない。
そのくらいならいいなぁ~。
でも今じゃたとえ20坪の家作るとしてもまあ、1000万円はかかるでしょう。
根本的にモノの値段が高いのだけれど、あまりに家に附随するモノが多すぎるからだと思う。簡単に表現すると、大工工事の割合が、昔8割り、今6割りという感じ。しかも、その差の中に入る業種の数が増えている。ということは、単純に言っても、それだけいろいろな会社の経費が、昔の家より多くなってるということ。しかも、今の時代(もうずっと前からだけど)元請け業者がいるので、ますます経費がかかる。。(でも、今はキチンと管理できる元請けさんが必要です)。
モノモノ、ヒトヒト・・・さらに欲望・・その積上げだから高くなる。

豪華で大きな家・・お金に余裕のある人は作ればいいし、そうではない人は、ローンを一杯にしちゃうよりは、簡素であまり高くない家がいいなぁ~と思う(けっしてノスタルジー的な考えではない・・)。ふつう、家をつくろうと思うと商品の家を見ちゃう。電化製品と同じでカタログ見比べれば、”どうせならイイもの”ってなる。その欲望が家の値段を高くする。欲望で本当に必要なことが見えなくなる・・・。
あなたは・・本当にそんな家、欲しかった?

コメント一覧(10/1 コメント投稿終了予定)

しだ
投稿者さん、コメントありがとうございます。
この記事を書いたのが10年前で、
なんだかタイムカプセルを開けたような気持ちです^^。
でも10年前から考えてる事は変わってないんだな~と、
自分で振り返る事ができました。
コメントしていただいたおかげです。
ありがとうございます。

10年前と今と、街に作られる家が変わったかというと・・
ほとんど変わっていません。
多少、デザイン的にはましになった感はありますけど、
基本的に、それらの家の前を歩いて、
なんだか振り返りたくなるようなものに出会う事は、
まれにしかありません。

『綺麗だけど何千万もする家』

ほんとにその表現のとおりです。きれいです。
1戸建てもマンションも。。

でも、そのきれいさが、違うんです。
【最初だけきれい】なんです。時間とともにきたなくなります。
買う時だけいい顔してるんですよね。
その家にまつわる人達も、その家も。

ただ、そうゆう感覚は、価値観によるものですから
それを選んで満足で幸せな人もたくさんいますから
それでいいんだと思います。

他の「事・考え・価値」を知らない場合もあるでしょう。
めんどくさい事が嫌な人もたくさんいます。
それぞれの価値に合うものに、つながっていくんでしょうね。

投稿者さんは、この記事に同感してくださいました。
きっとご自分なりの価値観をちゃんともっていらっしゃるんだと思います。
私も、家にめいっぱいお金を使う必要はないと思います。
でも・・・
家っていいですよ。
寝るだけではもったいない。
日々自分が生きている場所です。
ボロ屋でもいいです。そこに自分で工夫してみたら
楽しいと思いますよ!
Unknown
同感です。
僕も今時の二階建てで綺麗だけど何千万もする家を買うよりは、
小さくて寝れさえすればいいので、百万ぽっちのボロ屋で良いです。
しだ
phase2さん。。。近からず近からず・・というとこ...
南の島で小さな家を建て、のんびり暮らしたい・・私のあこがれです。。
phase2
しださん、おはようございます^^
http://esquina.blogzine.jp/viva/
そういうことじゃないわけじゃないんですが、時間がありませんねぇ^^;
かといって、無理やり時間を捻出して、というほど気合が入っているわけでもないし・・・。
ま、だから憧れなんでしょうね。出来たらいいな~、みたいな。。いつかはやってみたいのですよ。出来れば外国の海辺の土地がいいなぁヽ(^o^)丿
しだ
Phase2さんも、何かかえたいと思ってますねぇ~!
やってみるといいですよ!
もし、どこかに土地をお持ちなら、まず、見ようみまねで!手を動かすということはいいですよ~!!まあ、最初から家を作るのではなくても、何かを作りだしてみては!
じゃなければ、今お住まいの家を改装してみたらどうですか!2階の天井はがして、開閉できる天窓つけて天井に断熱入れ、天井材を張り、床の下地をつくり・・と、ここまで大工さんにやってもらい、残りの床、壁、天井の仕上げを自分でやってみる。。材木屋サンに行っていろいろ話をしながら床材を決めたり、壁をしっくいや珪藻土で自分で塗ったり、または和紙を張ってみたり・・・・Phase2さんの秘密基地だから時間かけてゆっくりと・・・!

そうゆうことではないですか・・?違ったらごめんなさい。。
phase2
ちょっと憧れていることがあるんです。
http://esquina.blogzine.jp/viva/
自分で自分の住むうちを作れたら楽しいだろうなぁ、って。もちろん設計の知識も大工の技術もないので、単なる”夢”なんですけどね。昔、近所の空き地で作った、”秘密基地”みたいなカンジで作れたら、はりきっちゃうだろうなぁ。。そう考えれば、うちは”買うもの”じゃなくて、”建てるもの”なんですよね。
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