あと1カ月で 愛しのミラクル保育園が廃園になります。
3歳クラスまでしかありませんが、
親も子も、それぞれ新しい環境へ移る心の準備をしています。
4歳になる娘は、「今日は新しい保育園?」と私に朝、聞きました。
「いつもの保育園だよ」というとにっこり笑って、「よかった。」といいました。
1歳の友達のママは「あたらいい保育園、新しいおもちゃいっぱいあるかなー?」と
娘さんへ楽しい希望をつくる声かけをしていました。
保護者は、お世話になった先生方へ感謝の気持ちを伝えようと
仕事終わった後に相談してメッセージカードを作る企画やコーラスプレゼントなどを
企画しています。
廃園までの1カ月を惜しみながら1日1日をいとおしみながら子どもたちも保護者も過ごしています。
<信濃町保育園分園の経緯>
旧四ツ谷第三小学校跡地に暫定2年(2009年4月~2011年3月。0歳~2歳まで受入)で
臨時開設された保育園です。
就学前まで通園できる保育園へ入園したくても待機児童でいっぱいで、ここしか入れなかったという家庭が多く通います。出産などで一時的に数カ月利用する方もおりました。
ですから、通園に電車で1時間近くかけて通う、自転車で30分近く通うなど遠方からの通園者が多い特徴があります。
開園中、新宿区へ対して保育園の継続を願う2回の陳情を保護者有志で行い800筆以上の署名をあつめましたが、保育園機能は2011年3月までで終了します。
陳情では、設置される予定がなかった3歳クラスが新設されました。
廃園後の受け入れ先の保育園の約束も当初はありませんでしたが、保護者の活動で何とか受け入れ先を確保することができました。
しかし、全員が希望の転園先の園に通園することは叶いませんでした。
3歳クラスのカレンダーの31日のところに、
バイバイと笑顔で手を振るイラストが描いてありました。
担任の先生が描いてくれた絵です。
娘は、「後2つ寝たらバイバイだね。」と日にちを数えながら数日過ごしてきました。
今日でさようなら。
廃校を利用したちょっとレトロな保育園。
大型園にはない、ゆっくりとした時間を
あたたかな人間関係を 子どもも大人も
みんなでじっくりと熟成してこれました。
先生に感謝。
この園に入ることができた奇跡に感謝。
今日は、少し早目のお迎えにいき、先生たちにお別れのあいさつをします。
ひとりひとりのメッセージをハガキフォルダに集めて先生に渡します。
今まで本当にありがとうございました。
なお、このブログにおいて、今後は分園チームは解散します。
※信濃町保育園分園は、新宿区大京町に新設される保育園が完成するまで、(10月予定)その保育園に入園できる方のみが継続保育されます。
建物の取り壊しは、来年の23年4月以降の予定だそうです。