Duke's Blog

~海と・・そのスピリットと~

千里眼に憧れて・・・

2009-03-31 | 雑談
最近・・・ブログの更新しなくてスミマセンでした。

母親が入院して看護の為に長崎に帰ってたり、がらにもなく原稿の締め切りがあったりして、PCに向う気になれなくて・・・
・・・できればPC開けたくないんだけどね。
海や空や星ばかり見て、暮らしていければ良いんだけど、どうしても今に生きる都会の人間は携帯やPCの画面ばかり観て生活しているような気がする。人間がこんなに近くのものばかり観て生活する様になったのは、この何十年くらいなんだろうな~。
昔は断然に遠くばかりをみて人間は生活していたんだと思う。

でも僕は学生時代のガリベン(これって死語?)じゃなく夜の読書(笑)がたたって近視が酷く、普段はコンタクトレンズを着けていた。海に入るときも走るときも問題なかったんだけど、こないだ伊豆大島からSUPでパドルする朝、揺れに揺れる伴走艇の中でコンタクトレンズを装着するのが大変で気持ち悪くなってしまい、次回の2nd Stage までにはどうにかしなきゃな~と考えていた時に、タイミングというものは本当に不思議なもので、
神戸クリニック というLasik(視力矯正)の営業の人と知り合う機会に恵まれ、Ocean Legend の活動をサポートしてくれる事となり、即手術を受けた。術前術後の検査は面倒だけど、コンタクトもメガネも無しに、自分の眼で水平線を、星を、山の桜を観る・・・この感動! 遠くを観たくて観たくて堪らない今日この頃です。

やはり人は遠くを観るために眼がみえるんだな~とつくづく感じるよ。
(老眼だから・・・意地張ってる訳じゃないからね・・・)








皮膚感覚の大切さ

2009-03-03 | アウトリガーカヌー
しかし・・・寒い! もうひな祭りの日だっていうのに、何でこんなに寒いんだろう!
先週まで沖縄でパドルしていた僕にとっては、特にこの寒さは辛いよ。
普段は真冬でもボードショーツ一枚で海をパドルしているけども、先週の日曜日は太陽は全く顔を見せてくれず、北風が上空高いところから吹き下りてきて、おまけに雨も降り出して体感気温は確実にマイナスだ。 そうなると手足はしびれカチカチになり、パドルを力強く握り絞めることもできなくなる。 さすがにボードショーツとタッパーでは凍えそうになり。 寒いと言うよりも痛い感覚で辛かった~。

こんな日は、ウエットスーツとか、ドライスーツとか着て、グローブもブーツも履いて、海に出るべきなんだろうけども、どうしても・・・・抵抗がある。
ただの頑固オヤジ・・・日焼けフリーク・・・と言われればそうなんだけども、僕なりにパドルするという事に対するポリシーというか、譲れない部分がある。

とにかく裸・・・・でパドルしたいのだ。 なるべく生まれたままの姿で・・・

海は地球上で唯一、地球が誕生した数億年前とさほど変化がない状態で今に残っている場所だと思う。ほんの少し陸から離れただけで、圧倒的な大自然に触れることができる場所なのだ。そんな誕生したままの状態で今に残っている海に触れるとき・・僕はできるだけ人間自身も自然な状態、つまり裸に近い姿で触れるべきだと感じるのだ。 それが僕なりの海(自然)に対する畏敬の念を表す方法なのだ。
裸で海に触れるとき・・・皮膚感覚で海を感じるのと、何か人工的な化学繊維を通して海に太陽に触れるのとでは、かなり感じるものが違ってくる。見えるべきものが見えなかったり、感じる事を感じなかったりするような気がするのだ。

人間はもともと動物だから、肌で感じる・・・というのは実は凄く大切な事なんじゃないかな~と思う。
そういう皮膚感覚を常に感じなくなった人間、皮膚感覚が麻痺してしまったのが、
今の都会に住む人間なんじゃないかな~。
完全に空調が完備されたビルで仕事していると、外の天気なんか全く感じないと思う。 仕事が終わりビルから出て初めて雪が降り積もっている事にきずいた人が今日は沢山居ただろう。悲しいと思わない? 
自分達はどこに生きているんだろう?

凍るような冷たさを感じる時にこそ自分が生身の人間だと意識でき、生きてることや自分が自然の一部だって事を実感できる時のような気がする。そしてそんな感覚を感じる事は現代人にとって今、凄く大切な事のような気がするのだ。

どうでもいいような事だし、ただの変人と言われても構わない。
僕はいつもいつまでも海を裸でパドルし続けたい。
そういうことを大切にして海と空気と太陽と触れて生きていたいと思うんだよね。

息子からは・・・ウェットも着ないでこの冷たい海でひっくり返ったら、カヌーやパドルが壊れたらどうするの?岸から何キロも離れたところで裸で泳がなければいけなくなったらどうするの? 死ぬよ! インストラクターが凍りついて泳げなくなり、人助けできなくなったらどうするの? と軽蔑の目で笑われる毎日です。

よい子の皆さん、くれぐれもDukeの真似をしないように・・・・ね。