Duke's Blog

~海と・・そのスピリットと~

島と島、想いと想いをつなげる旅

2009-07-06 | OceanLegendについて
素晴らしい旅だった。 

行きたい、行くべき場所だ・・・と自分で分かっていても、タイミングやその時に心の準備ができてなくて、
行くことができない場所ってないですか?
行こうと準備してても、アクシデントが起こったり思わぬ予定が入って行けなくなる場合もあるよね。
もちろん遠いからとか、お金がかかるから・・・て理由で行かない人もいるだろう。

小笠原諸島・・・てそんな場所だと思う。

東京から26時間船の旅。しかも1週間に1便しかない。
船でしかその島に降り立つことができないから、海が時化れば何週間も渡る事ができないし、何週間も帰って来ることができない場合もある。
リゾートや綺麗な海が好きなだけなら、まだ沖縄やハワイの方が格安で断然近い(時間的に・・・)。
タイミングが合い、導かれる人だけが辿り着ける場所。そして選ばれた人だけがそこの住民として島から迎えられる・・・・。

そんな小笠原に、僕は導かれる様にして降り立ったのだった。

1年に一度しか寄航しないという『おがさわら丸』が八丈島の底土港に到着した時、僕は八丈島にいて、前日に乗って帰るはずの船が欠航し、その日の飛行機も八丈富士に雲が低くかかってる為、八丈島上空を何分か旋回した後結局着陸を断念して羽田空港にひき帰ってしまった。その結果その日の夕方に、週末に行われるサバニのレースの為に沖縄に行くはずだった飛行機にも乗れなくなることが決定的となり、沖縄行きのツアーをキャンセルしている時だった。そんな時にあまりにもタイミングよく『おがさわら丸』が現われたから、これは導かれたんだな~と勝手に判断し、小笠原海運の人にお願いして(通常の場合当日の乗船券販売はありえないそう・・・・)八丈島から乗船させてもらったのだ。 ダイビングの仕事もそっちのけで、出会ったばかりの僕の為に島民の有力者、海、行政関係の人々に逢うために丸々3日間も車で島内を案内してくれ、僕以上に島の人々にOcean Legend について熱く語ってくれたタロウチャンに旅費まで借り、背中を押されるように、八丈島親善団の一員として『おがさわら丸』に飛び乗ったのだった。

乗船間際に、遣父使のヨッちゃんに電話して、『誰かに連絡して迎えに来て欲しい・・・』とお願いしたところ、次の日僕が降り立った父島の二見港には逢った事はないけどDVDで見た事ある若者達が大勢迎えに来てくれていたのだ。 

そうして、小笠原父島での5日か間は、自然と調和しながら生き抜く人達、お金以上に大切なものを知っている、本当に生きることの喜びを知るスピリットのある人達との出会いの連続だった。

小笠原父島、『おがさわら丸』船内、そして八丈島での素晴らしい自然と、人との出会いの話は、また長~くなるので、次回に持ち越します。 連載という事で・・・楽しみにしてくださいね。