わけの分からないタイトルですが、那覇マラソンの結果報告です。現地からリアルタイムでアップしようと思っていましたが、宿泊先のネット環境が悪く、アップできませんでした。
かなり話が長くなります。
私は運動したりすると大量の汗をかきます。どのくらい汗が出ているか正確な量はわかりませんが、最近でも20kmほどの練習をすると体重が2~3kg程度減ります。途中で給水をしてもこれだけ減っている訳ですから、実際に出ている汗の量はかなりの量だと思います。この結果どんなことが起こるかというと、汗とともに水分だけではなく大量の塩分も失われるので、足がつる、筋肉がけいれんするといった症状が発生します。ただしここまでの状態になるまでには、いくつかの前兆(足の筋肉が痛みだす、指先にピリピリと痺れたような感覚が出る)があるので練習の場合はその段階でスローダウンしています。ただし、レースの場合はもうちょっと大丈夫かなと頑張ってしまうため、何度も痛い目を見ています。原因がはっきりしているので、レース中に水分だけでなく塩分も補えば良いのですが、多少スポーツドリンクを飲んだ程度では、十分な塩分を補うことはできません。
ところで那覇マラソンですが、定員25,000名という大きな大会にもかかわらず(なぜか今年のエントリーは31,000人!!!)、一般ランナーもスペシャルドリンクを置くことができます。しかも8ヶ所も!ですのでこれまでも水分、塩分を補給できるようにスポーツドリンクの中で一番相性のいいゲータレードをスペシャルドリンクとして置いてきました。けれどもいつも30kmあたりから塩分欠乏による症状が出始めて、33kmあたりで足がつったり、痙攣するという目にあっていました。今回事前に汗に含まれる塩分濃度および一般的なスポーツドリンクの塩分濃度を調べてみましたが、汗として失われる量の2倍以上のスポーツドリンクを飲まないと、失われた塩分は補給できないことが分かりました。ということは、レース中に4Lの汗をかくとしたら、8Lのスポーツドリンクを飲むということになります。これはどう考えても不可能です。そこでふと気がついたのが、最近かなりぎりぎりのところ(足の筋肉が痛みだす、ピクピクしだす)まで練習をした際、帰って来てからラーメン(日本から持って来た袋麺や生麺)を食べ、スープも全部飲むとこの症状がなくなることに。これはもしかすると、塩分いっぱいのラーメンのスープが塩分補給に役立っているのではないかと。
そこで今年の方針決定!
スペシャルはラーメンスープだ!!!
といってもラーメンスープはそのまま飲むわけにもいかないし、お湯で薄めてもさめてしまうと飲み難いのではという問題が。だったらここは沖縄、沖縄そばのスープがあるじゃない、ということで、いつもお土産に買っている沖縄そばの濃縮スープを希釈してスペシャルドリンクにすることになりました。といっても初めてのことなので、3カ所は今まで通りにゲータレード、辛い中盤の5箇所にはそばつゆを置くことにしました。
右から5本が希釈した沖縄そばのつゆ(サン食品、カツオ風味。後ろの1本は空。)。左から3本は中国製ゲータレード、カラフルです。
その結果、30kmでは全く塩分欠乏の気配はありませんでした。30km手前のエイドでそばつゆのスペシャルを一気飲みして、3時間で33kmと余裕でサブ4のペースで走っていました。
がしかし・・・・・ 35km手前で終わりました。30kmで塩分の補給はできたものの、やはり十分ではなかったようです。指先がピリピリとし始めました。とりあえず歩いてゴールを目指すことに、
しばらく歩いて走ってみましたが、ちょっと走れるような感じではありませんでした。こんなことを繰り返しながら38kmへ。もう一回走ってみると多少は走れるような感じが。半分は知って、半分歩くといった感じで30km最後のエイドへ、ここにはゲータレードが置いてありました。600mlを(中国のボトルはちょっと大きい)ほぼ一気飲み、後ろから追ってくる相棒(ランニング関係のエントリーをすべてやってもらっている、2年前ゴール直前で、肩を叩かれ追い抜かれるという屈辱を味わっている)も気になるので再度走ってみると何とかなりそうな感じが。結局その後の2.195kmは14分弱で走り切り、4時間とちょっとで無事ゴールできました。
気温が22℃と高くかなり過酷なコンディションだったため、実際に走った27,000人中では2,300番台でした。最後に何とか復活できたのは間違いなく沖縄そばのそばつゆのおかげです。
そばつゆ最高! 来年のスペシャルは全部そばつゆにするつもりです。
レース終了後の左上腕部。見事に塩を吹いています。脚も同じような状態でした。