ノラ犬が、野良であることの理由を、「踊りがうまくないから」と位置づけた鳥男
それを聞いたノラ犬たちは、「もっと上手に踊れたなら…」「人間に飼われていたのに…」と、
いつか、貰い手が見つかる日を夢見て、日夜ダンスの猛稽古。
そして、今日はその成果を試す日。
通りを行く人に、ダンスを見せて、
自分を売り込むノラ犬たち。
たまたま通りかかった宅配業者。
奇しくも、自分たちが捨てられたときに入れられていたダンボールを見て、
思い出したくない過去を思い出してしまうノラたち。
だけど、背を向けず、がんばって踊る。
オイラをもらっておくれ
ズンダッタン♪
アタイをもらってちょうだい
ダダ
ダッスンバー♪
それを陰でみつめる鳥男 (ダンス講師)