極稀に、極めて稀に、トラックの運転席のあるベンチシートに、
親子3人で乗ってるのを見ることがある。
それに出くわすことは、
コアラのマーチの眉毛やハート型のパックンチョ、
グレートチキンパワーズよりも、確率的に低いだろう。
そしてその光景は、なぜか不幸を背負って走っているように見える。
そして、少しの切なさをぼくのこころに残して走り去って行く。
もちろん、それは、ただのぼくの偏見と思い込みにしか過ぎないのだけれど、
なぜだか顔は、ぼくじゃなくてよかった、っていう顔になる。