日本再生への道

支那朝鮮断交・憲法改正・偏向カスゴミ粉砕・移民阻止を図り日本を再生

日中戦争、日韓(朝)戦争と安倍イズム ⑬

2013-07-10 15:59:22 | Weblog

☆大気汚染....日本の経済発展華やかなりし頃、八幡、京浜川崎に数年ずつ居住し
たことがあるので、その重化学工業のすさまじい排煙大気汚染は身をもって経験してい
る。しかし今の中国の大気汚染は当時の日本とにならぬほど深刻だ。国民の暖房主力エ
ネルギーが石炭で、発電の主力が石炭。中国の石炭は硫黄分が多く含まれているが、そ
れを使う火力発電所のほとんどが硫黄除去装置を備えていない。(日本ODAによる発
電所は設置)これに車の排気ガスが加わる。汚染の主体は硫黄酸化物、窒素酸化物なの
だ。そしてさらに加わるのが浮遊汚染物質だ。最近話題の「PM2・5」と呼ばれる超微粒
子は、大気中に浮遊している2.5μm(1μmは1mmの千分の1)以下の小さな粒子のこと
で、浮遊粒子状物質(SPM:10μm以下の粒子)よりも非常に小さいため(髪の毛の太さ
の1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸系への影響に加え、循環器系への影響
が懸念されている。
この粒子には大気中に浮遊する細菌、、土壌汚染による重金属、揮発性有機化合物やそ
の化学反応物質おまけに黄砂によって運ばれた核実験放射性物質まで吸着している。ま
さに猛毒粒子である。昨年大気汚染により180万人死亡という記事があった。おそら
くその記事は大気汚染が直接原因と思われる呼吸器疾患による死亡者数であろうから放
射能物質物質による奇形や死亡、心筋梗塞や脳卒中までいれれば桁違いにあがる可能性
がある。ちなみに黄砂は中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原な
ど、・半乾燥地域で、風によって数千メートルの高度にまで巻き上げられた土壌・鉱物
粒子が大気中に浮遊あるいは降下する現象だ。通常、黄砂粒子には、石英や長石などの
造岩鉱物や、雲母、カオリナイト、緑泥石などの粘土鉱物が多く含まれているのだが、
その黄砂粒子の分析からは、土壌起源ではないと考えられるアンモニウム、硫酸イオ
ン、硝酸イオンや、レアアース採掘場からと思われる放射性重金属、また核実験による
放射能物質なども検出されている。偏西風は中国全土に汚染物質をまき散らし、日本に
も海を越えてやってくる。実に恐ろしいことだ。
中国では、50年以上前から大気汚染、水質汚染、土壌汚染などは頻発していた。別に
ここにきて急速に悪化したわけではない。当時、すでに在中国の日本人は、中国はこの
ままの経済発展を続ければ2,30年後には、かつての日本の高度成長期のような公害
を引き起こすに違いないと誰しもが確信していたという。汚染問題は長年のツケなの
だ。
日本の高度成長期の4大公害病のひとつイタイイタイ病は、鉱山の亜鉛精錬の過程で出
るカドミウムが原因だが、発生地域となった神通川流域は江戸時代から鉱山開発の歴史
があった。この公害発生と救済まで86年。熊本水俣病は、操業開始から救済のめどが
つくまで約80年。また、足尾鉱毒事件も、古河が大規模な銅山開発を始めてから、そ
の解決までには、100年以上かかっている。
公害はいったん発生すれば、迅速でかつ正確なその原因の調査と対策が求められる。そ
して迅速な患者の回復、環境再生が求められる。だが今の中国は各種の汚染問題は隠蔽
し、指摘に対しても認めない。人命に対する異常なまでの軽視。国土の致命的環境破壊
に対するのなさは全くもって理解不能である。これをもって小生はもはや手遅れという
のである。ちなみに黄砂であるが、これを主要因とする砂漠化は北京まで約60㎞地点
に達しており、年平均6㎞ペースから単純計算すれば10年後の北京は砂漠都市となる
可能性がある。この砂漠化の進行と相まって、大気汚染は今後も加速度的に悪化する可
能性が高いのでおそらく10年後の北京は首都ではないだろう。南水北調プロジェクト
が一部、東線区間のみ、数年中に完成とのことであるが、これによっても北京の砂漠化
を阻止することは不可能だ。なぜなら砂漠化の根本的原因は水不足ではないからだ。
いま北京一帯は不可逆的砂漠化へと進んでいる。毎年春の黄砂現象は深刻になる一方で
ある。記録的といわれた1990年4月の砂塵嵐もいまでは並嵐。一瞬のうちに空は暗黒と
なり突風が吹き荒れてくる。 そして砂塵が吹き狂う。車は前照灯無しでは無論走れな
い。
ありとあらゆる物体は砂埃の攻撃の的になる。人は砂まみれ、商品も塵まみれ、食品は
ジャリジャリ。 吹き溜まりはあっという間に数十センチの黄色い砂山が出現する。砂
というより粉・塵である。まさに自然の猛威。一度経験すればたくさんだ。
☆水汚染....経済成長への重工業化はもとより農業、商業その他、野放しの無策、
放置、腐敗のツケが水汚染にあらわれてきた。鉱工業用水、農業用水、飲料用水、いず
れも問題がある。北京の水、急速に悪化、水道水はもはや飲めない。
水汚染の国家基準のひとつの指標に水道水の硝酸性窒素含有量10mg/L以下というのが
あるが。すでにオーバー。水中の硝酸性窒素や亜硝酸性窒素の含有量は、生活排水やし
尿による汚染の影響だ。市内を歩いてみれば歴然だ。無秩序な排水垂れ流しで流れる大
小の川の色には様々な色がついている。中国人はともかくもはや日本人が住める環境で
はない。
汚水対策もそうだが水不足対策も一言で言って無策。ただ楽な地下水くみ上げ頼みだ。
当然、地下水位は低下する。市中心部では現在、マイナス30メートルまで下がってい
るという。地下水の貯水量が年平均5億立方メートルのペースで減少していると北京当
局は発表している。この水汚染と水不足のテーマは同列同時に扱われることが多いが、
本来は別物、テーマを分けて重複覚悟で記述を進めていくこととする。地下水の汚染は
もはや北京だけにとどまらず、全国規模に拡大し続けている。河川の汚染が地下水にも
及んでいるのだ。カドミウムや水銀などの重金属が各地域で検出されている。先般米の
移民健康調査において中国移民にのみ血液中の重金属の異常な量の含有が検出された。
特定の地域の出身者ではなく中国人全体の傾向であったため、容易に飲料水の汚染、そ
れも河川の汚染から地下水の汚染という深刻な段階に移行しているということが明らか
となった。重金属は飲用や,調理の際に煮沸しても取り除けない。確実に体内に蓄積し
つづけるのだ。
中国には黄河、長江という大河がある。実はこの二つの大河が中国の全土汚染に深く関
与しているのだが、これを誰も指摘しない。いやできないといったほうが正確かもしれ
ない。戦後、中国は国策として、各地の河川にダムを建設した。その数約8万。そして
今、そのダムのうち半数にあたる4万が廃棄ダムとなっている。この廃棄ダムは解体さ
れずただ放棄というのが実態で、ダム湖への土砂蓄積による埋没のため大小の廃棄ダム
が毎年少なくとも3000以上の数、増え続けている。これらのダムはもはや土砂せき
止めをしているだけで危険きわまりない。土砂の蓄積が限度を超えるとダムは崩壊し土
石流が発生する。中国の土石流災害のほとんどは人災であると断言できる。自然を征服
するという中国人の傲慢な姿勢が改まらない限り、人民の不幸は永遠に続きそうだ。
黄河にも治水発電用の大型ダムがいくつもある。そのうちの一つ三門峡ダムは約2年弱
で発電不能、土砂を排出するだけの阿呆ダムとなってしまった。黄河の泥砂堆積量を甘
く見すぎたのだ。壊すに壊せずいずれ決壊するだろう。黄河は泥沙量が多く下流に行く
ほど、河床は年を追うごとに上昇し、地上懸河と言われている。ちなみに、この黄河
は、歴史上、害河とも言われて、史書には黄河下流で3000年中、氾濫発生は1500余回、
河筋を変えたのが26回。近代1855年~1911年の57年間38回水害を発生し、平均2年強に
一度決壊していると記録されている。一昨年、政府水利担当部は、過去のデータから、
この1年2年中に黄河が大洪水を引き起こす可能性があると警告を発した。だが幸にも
この2年間何事もなかった。ここはコメント不能。
この暴れ河の黄河、ここ30年を見てみると、なんと何度も断流を起こしているのだ。
1970年代以降、 黄河下流域に断流が発生してから、断流時間が年々長くなってきた。
27年間の内、21回も断流が発生し、平均で5年の内4年も断流が発生した。90年代にな
ると、断流の状況は更に悪化し、ほぼ毎年発生した。しかも、断流の長さは年々増加し
た。95年の断流日数は122日、96年には136日、長さは683kmであった。97年には、 山東
省で一年に13回の断流が発生し、合計226日の断流日数を記録した。また、長さは河口
から開封市柳?口附近までの704kmに達し、黄河下流域河道の長さの90%を占めた。98年
には初めて越年して断流が発生した。その年は、黄河の主流のみならず、黄河中流域の
各主要の支流(沁河、伊河、汾河、大?河、延河、渭河等)でも断流した。
黄河断流の影響で、下流域の80%以上の土砂を河道に貯め、河床高が上がり、現在は地
面より4~7米高い。したがって、河道はますます狭く、高くなって、年々大水害の危
険性が大きくなっている。
1990年代に入り、 黄河沿岸地域において経済の高速成長に従って、工農業用水量が急
速に増大していたが、水質汚染防止対策と汚水処理対策はまだまだ遅れていた。全流域
における工業汚水の処理率は公称21%以下、実際はほとんど垂れ流し。よって、黄河の
流量が少なくなるに比例して、黄河に流れこむ汚水量の割合が急増した。中国の主要河
川の水質は、黄河の水の汚染状況が最も深刻で、特に窒素、リン、カドミウムの汚染は
突出している。断流によって汚染物質を含む汚染水を海まで運ぶという自浄能力が失せ
た河川はもはや流域に汚染物質を蓄積し、ばらまくことしかできないのだ。
一方、長江は古来水の量は豊富であった。しかし近年はそれも不足がちとなってきてい
る。長江の汚染は流域の開発と都市化、重工業、化学工業の発展と治水発電ダムと各種
要因が重なり合い,周辺河川への都市汚染ゴミや工場の汚染廃液垂れ流しは長江にも流
れ込んで
かなり深刻になっている。特に三峡ダムの影響は大きく、完成後の水位上昇、水没によ
る有機汚染物質、各種化学工場の有毒物質の流れ込みは決定的に長江の水質を汚染させ
ている。今もって対策らしい対策はとられておらず、悪化の一途だ。三峡ダム完成以前
は揚々たる長江も、かなりの流速があって、自浄能力も充分なレベルであったのだが、
現在は少なくとも2割方流速が遅くなっている。よってゴミも土砂も汚染物質もダム湖
と流入河川にじわりじわりと沈殿して汚水の溜池のようになりつつある。長江は平野部
に入ると河口から1800㎞地点までわずが66mの高低差しかない。300mで1㎝だ。
かなりの流量がないと自浄能力は発揮できず、汚染ゴミも汚染物質も流域に残留滞留す
ることになる。現在南水北調プロジェクトによって長江の水を北京に導水しようと工事
中で、3ルートのうち東ルートが来年中にも完成する。ただし前述のように北京までの
区間アリのような流れで途中区間の汚染も加わって,果たして飲料として使えるかどう
かは大いに疑問だ。有機、無機、重金属、汚染毒物はすべて入っていることが間違いな
い水をどうするのだろう。

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