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HBD in Liaodong Peninsula

中国と日本のぶらぶら街歩き日記です。2024年5月からは東京から発信しています

浅草十二階の痕跡

2020-03-05 | 東京を歩く
かつて浅草に凌雲閣という高層建築物がありました。

竣工は1890年で、関東大震災で半壊し、1923年に解体されました。

明治後期の日本初の高層展望塔でした。

12階建だったので、「浅草十二階」と呼ばれたそうです。

古写真でよく見かけますが、何ともインパクトのある佇まいです。
当時は相当目立っていたでしょう。今の東京スカイツリー以上の存在感を放っていたのではないでしょうか。
想像力を掻き立てられます。

一昨年、旧址の工事中に基礎のレンガが出土したというニュースがありました。

とても興味深い発見です。



現場に行ってみました。



発掘現場に新築した建物の一部に、浅草十二階のレンガが使われていました。





これが浅草の粋というものでしょうか。

人気スポットの近代建築の痕跡ですから、現場を保存するのは無理としても、よくぞこのような形で残してくれたものです。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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博物館にて (東東京うさぎのモヒー)
2020-08-01 01:27:54
最近,たまたま両国の江戸東京博物館を見学してきたのですが,凌雲閣に関する史料コーナー,とても大きな凌雲閣の模型が展示されており,同博物館としての力の入れ具合いを感じました。 話は逸れますが,博物館内の様々な展示品のうち,徳川家康直筆の書状を表装した掛軸が展示されており,思わず見入ってしまいました。複製の場合,解説板に複製と記されますが,同展示品には複製という付記は無かったと思うのでおそらく本物の実物でしょう。撮影も可なので,なかなか満足度が高かったです。
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