HBD in Liaodong Peninsula

ぶらぶら街歩き日記です。北京編4年目です。

キリスト教中華聖経会北京支部旧址 - 中国北部の聖書流通の拠点

2022-05-17 | 北京を歩く
キリスト教中華聖経会北京支部の建物は、東城区東単北大街と金宝路の交差点付近にあります。



北京協和医院の北隣です。

1928年に建設された老建築です。









100年近くが経つこともあって老朽化が目立ち、屋根瓦の隙間から無精ひげのように雑草が生えている姿が風情を感じさせます。

中華聖経会(China Bible House)北京支部は、清代末期の1890年に設立されました。
中華聖経会とは、聖書を翻訳、印刷し、配布する専門機関でした。

この施設では印刷は行わなかったものの、聖書を中国北部に広める役目を果たしたそうです。

1833年、米国聖書協会は中国の宣教師に中国語の聖書の発行を委託し、1876年、上海に米国聖書協会中国支部を正式に設立します。
やがて、1890年に北京で中国聖経会北京支部を立ち上げました。

設計者は不明のようですが、この中華風のフォルムですから中国人技術者だったのだと思います。

ロックフェラー財団が作った協和病院(1921年)の隣に作ったということは、これらとの関係もあったのでしょうか。









ここも全国重点文物保護単位です。

北京には本当にたくさんの全国クラスの文物が存在します。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中国銭幣博物館 / 旧北洋保商... | トップ | 八宝山 北京忠霊塔の痕跡 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿