HBD in Liaodong Peninsula

ぶらぶら街歩き日記です。北京編4年目です。

法源寺 - 大化の改新と同年創建の古刹を訪ねる

2024-04-13 | 北京を歩く
北京で最も古い寺のひとつとされる法源寺を訪ねてみました。

牛街の東側です。



寺がつくられ始めたのは645年だそうですから、唐の第二代皇帝李世民が高句麗侵攻をしていた時代です。日本では大化の改新の年です。



中国語の文献によると、この寺の成り立ちにはこの高句麗遠征と関係があるようです。

遼の時代(916-1125年)の北京の中心地は、ちょうどこの辺りだったと伝わります。今は故宮を中心ににて南北の中軸線があって、東西に街が広がりますが、当時は違いました。

唐の時代からこの辺りが中心だったのでしょうか。

南側の山門をくぐると、樹高のある老木と広大な広場が出迎えます。右に鐘楼、左に鼓楼があります。

以降、北に向かって順に天王殿、大雄宝殿、観音殿、毘盧殿、大悲殿、蔵経楼とお堂が続きます。



法源寺の敷地内には中国仏学院と中国仏教図書文物館があり、多くの若い僧侶が行き交う姿がありました。

構内のいたるところに古そうな石碑が立っています。



北京でこの手の石碑を見かけると、たいていは乾隆帝のものですが、どうやらここのそれはそれ以前のものが多いようです。

風化で文字が読み取れなくなっているものもありますが、元や明代のものがあります。歴代皇帝から受けた信仰の篤さが伝わってくるようです。



このシロマツも古そうです。樹齢数百年はありそうです。

何気なく置いてあるこの大きな石鉢も古そうです。



風雪に耐え、動乱に耐え、よくぞここまで残ってきたものです。



コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 紫禁城 太和殿 | トップ | 紫禁城内廷 軍機処 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿