旧横浜正金銀行北京支店は、北京の中心、東交民巷地区に残っています。
先日、北京に出張したとき、首都賓館に用事があって出かけたときに偶然見つけました。
建物はホテルの裏側に当たります。
天安門広場の南側2kmぐらいの場所です。
赤レンガと白い石材を組み合わせた壮麗なネオバロック風の装飾と、鮮やかな赤いドームが目を引きます。
文献によると、北京支店が開設したのは1902年ですが、この建物の竣工は1910年だそうです。
設計者は、妻木頼黄とされています。
妻木というと、明治期の近代建築の巨匠です。かの日本近代建築の父とよばれたジョサイア・コンドルの弟子です。
横浜正金銀行の横浜本店(1904年)や大連支店(1909年)の設計者としても知られます。
北京に妻木建築が残っていたのですね。
そういえば、横浜正金銀行本店や大連支店もドームがあります。成熟された瀟洒なデザインは3つの建築に共通しています。
この東交民巷には清朝末期に建てられた近代洋風建築がたくさん残っていて、コロニアルな雰囲気があります。
北京にしては道幅が狭く、通りの両側には街路樹も並んでいます。
次回の訪問時にはゆっくり歩いてみようと思います。
先日、北京に出張したとき、首都賓館に用事があって出かけたときに偶然見つけました。
建物はホテルの裏側に当たります。
天安門広場の南側2kmぐらいの場所です。
赤レンガと白い石材を組み合わせた壮麗なネオバロック風の装飾と、鮮やかな赤いドームが目を引きます。
文献によると、北京支店が開設したのは1902年ですが、この建物の竣工は1910年だそうです。
設計者は、妻木頼黄とされています。
妻木というと、明治期の近代建築の巨匠です。かの日本近代建築の父とよばれたジョサイア・コンドルの弟子です。
横浜正金銀行の横浜本店(1904年)や大連支店(1909年)の設計者としても知られます。
北京に妻木建築が残っていたのですね。
そういえば、横浜正金銀行本店や大連支店もドームがあります。成熟された瀟洒なデザインは3つの建築に共通しています。
この東交民巷には清朝末期に建てられた近代洋風建築がたくさん残っていて、コロニアルな雰囲気があります。
北京にしては道幅が狭く、通りの両側には街路樹も並んでいます。
次回の訪問時にはゆっくり歩いてみようと思います。
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