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HBD in Liaodong Peninsula

中国と日本のぶらぶら街歩き日記です。2024年5月からは東京から発信しています

横浜正金銀行漢口支店旧址

2023-12-10 | 武漢を歩く
横浜正金銀行漢口支店として使われたこのクラシックスタイルのビルは、武漢の漢口バンドのほぼ中心、武漢港の真向かいに建っています。



沿江大道と南京路が交わる場所です。旧英国租界で超一等地ですから、この銀行がどれだけ力を持っていたかが想像できます。



横浜正金銀行漢口支店が建てられたのは1921年です。
ヘミング&バークレー事務所が設計したという記録がありますが、これは横浜正金銀行天津支店と同じです。

たしかに似ています。

玄関は南側の交差点に向かって配置されています。





4階建てで高さは24メートルあるそうです。中央の列柱、上部の厚い破風が威容を誇ります。



八葉と十二葉の花紋は横浜正金銀行の紋でしょうか。少し探してみましたが、わかりませんでした。



現在は中信銀行が使っています。



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武漢で本場の熱乾麺を食す

2023-11-30 | 武漢を歩く
武漢を訪問してみました。

武漢のソウルフードといえば、なんといっても熱乾麺です。

朝食に街角の食堂に出向いて注文してみました。

熱乾麺は武漢人が愛してやまない、早い安い美味いの三拍子がそろった吉野家の牛丼みたいな食べ物だそうですが、どうでしょうか。

カウンター越しにおばちゃんに注文すると、はいよ、5元ね、と言いながら茹で置きしてあった麺を手際よく茹でて紙カップに盛り、ささっとタレをかけて、ものの10秒ぐらいで目の前に差し出されました。

これは早いです。僕がスマホでQRコードを読み込んで支払いをするより断然早いスピードでした。

料金は普通盛が5元、大盛が6元です。とても安いです。

セルフサービスで青ねぎと刻んだ搾菜を投入したら、まぜまぜします。



まぜ終わったら、一気にはむはむとかき込みます。



うまいです。
そんなに複雑な味ではありません。油とごまだれの素朴な味です。

手狭な店内には席数が少ないので、店先に並べられているペコペコのプラスチック製の風呂イスのようなイスに腰かけて食べます。
武漢では今でもこうして店先の道ばたに簡素なイスやテーブルを出して食べる習慣が残っています。客の多い朝の時間帯だけのようですが、懐かしい感じがします。

地元の人に言わせると、熱乾麺は熱いうちに食べるのがいいのだとか。そうでないと固まってしまうそうです。

朝の武漢市内を歩いてみると、立って食べたり歩きながら食べている人をよく見かけました。
これはそういう理由でしょうか。

また、この5元という値段はどの店を見ても同じでした。これは何か統制価格なのでしょうか。

地元の人の話によると、熱乾麺は2020年頃に3.5元から5元に統一的に値上げしたそうです。
それでも安いです。北京では5元で満腹にすることはできません。

ちなみに、武漢の物価が特別低いというわけではありません。蘭州拉麺は16元ぐらいで北京より少し安いぐらいです。
北京でも熱乾麺は食べられますが、そんなに安くありません。武漢の熱乾麺だけが特別安いことになります。

市民のソウルフードですから、きっと店は熱乾麺で儲けてはいけないのでしょうね。

地域食は、どこに行っても旅の楽しみです。
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