ロッテ佐々木朗希投手の当番日。
4/10のオリックス戦で完全試合達成後、次登板4/17日ハム戦でも8回をパーフェクトのまま降板し17イニング連続3凡継続中の状態で迎えたオリックス戦。
先頭打者福田に投じた159km/hの初球ストレートをライト前に運ばれ継続ならず。
ファンもマスコミも感覚マヒしてて、なんか打たれないのが当たり前みたいな状態になってるから前回登板での交代劇のあたりから期待と落胆ぐあいがちょっと異常だよな。
まぁ先頭打者ヒットでいきなり「パーフェクト再現」の夢は潰え1死1,2塁から4番吉田にレフト前ヒット打たれるもレフトの好返球で本塁封殺に成功してなんとかこの回無失点に抑えので無失点のほうは継続、その直後の2回表にロッテが3点取って今度は援護点もあって次の目標は完封か?という2回裏オリの攻撃中にちょっとした事件発生。
2死ランナー1塁の場面で0ボール2ストライクで投じた3球目にランナー杉本がスタート。
投球は外角低めに決まって三振かと思われたが松川捕手がセカンド送球したせいもあるのか判定はボール。
ストライクを確信していたのか佐々木投手はマウンドを降りようとしていたが判定を受けてホーム側に一歩二歩歩きながら何やら不服そう。
コレに白井球審が反応し、佐々木に向かって歩き出す。
慌てて白井球審をなだめようとする松川捕手。
ヤフコメとかバカばっかだから佐々木擁護白井球審非難のコメばかりでげんなり。
球審のストライク/ボール判定はリクエストも認められていない、球審に全権が与えられているもので、そこに異議を唱えることはなんぴとも許されない行為。
今季の退場第一号(3/29中日戦)となったDeNA・大和選手も、三振を不服としてボールの通過位置だと主張するポイントにバットを立てた行為が審判侮辱行為と見なされて退場処分になったし、4/16日ハム-ロッテ戦で日ハム伊藤投手が見逃し三振を確信した投球がボール判定となりガックリうなだれて「orz」ポーズになってしまったところを「判定不服」と捉えた球審から注意を受けたことがあったばかり。
それくらい、審判のストライク/ボール判定にやってはいけない行為なので、ベンチ方向に歩いただけなら問題ないだろうが、審判の方向にたとえ数歩でも向かっていったらそりゃもうアウト。
一発退場でもおかしくない場面で審判が空気読んで注意だけで済ませてくれたと取るべきで、ロッテは球団として審判団に謝罪して再発防止策で佐々木・松川両選手へ教育実施を約束しなきゃダメだよこんなのってレベル。
まぁ今日は初回からピンチ招いていて調子があまり良くなかったのか、今日の当番は勝ち投手にはなったが5回90球、打者23人に6安打5四死球2失点で奪三振4という結果に。
いい加減な判定ばかりだと審判の質を問うたり機械判定の導入を言い出す人もいるが、「人間が判定を下す」という大前提の中で行われている競技なんだから誤審や曖昧な判定があっても審判は私情を挟まずに公平性を維持した中での出来事だと信じて、審判の特性を折り込んだ上でプレイするしかない。
そもそもベースボール誕生初期、投手は単なるトス役で打者が自分の打ちやすいコースを指定して投手はそこにむかって下手投げのスローボールなげるだけだったのが、良い球がくるまで何球でも見逃して打たない打者となるべく打たせないように指定されたコースになかなか投げない投手が登場してきたために生まれたのが「ストライク」と「ボール」。
何球でも見逃す打者に対して審判がその球は打てるだろうと思ったら「strike!(打て!)」のコール、打てない球を投げ続ける投手には「unfair ball!(それは打てない不正投球だ)」とコールしそれぞれ続けると罰則を与えるようになったのだからストライクとボールの判定はどの範囲ならストライクだという基準はあれども、原則は審判がストライクだと思ったらストライクでボールだと思ったらボールというのが絶対的なルール。