唾液腺癌で休職中♪

2009年5月に骨と肺に異常が見つかり、唾液腺癌(腺様嚢胞癌)が発覚。。
そんなyuraの治療と日常です。

研修医先生の点滴

2010-02-10 08:04:34 | TPF療法 3クールめ
ようやく3クール目の化学療法が始まりました。

化学療法の点滴って
その科に研修医の先生がいれば
研修医の先生が刺すことになるようです。

他の科の患者さん情報によると、

「いきなり来て名前も名乗らずに、針を刺そうとするんだよ!
 こっちはこの人誰だろ?って不安に思うじゃん?
 しかも、4回も失敗したの。もう他の先生に代わってって
 言いたかったよ」

とのことだったので、
今回の研修医の先生はどんなだろ、と思っていました。


朝の回診のときに、先生たちが3人そろって来ました。

研修医「今日から点滴ですね、ちょっと腕を見せてください」

と、私の腕の血管を指で押したりしながら、

研修医「うーん。。  どうかな~。」

と、つぶやいているんです。

・・・

するとベテランの先生が

「・・頑張れ!」って。

・・・




点滴の前のシャワーを浴びるときに、介助してくれる看護師さんに、
研修医の先生の点滴の腕前を聞いてみました。

看「うーんと…。
  ええ、上手いと思います、おそらく」

とりあえず、そんなに心配は、いらないのかと思いましたが

看「ただ・・・」

ただ?

看「『僕は痛くないですから』、って言ってたんです。。」

痛くない??

看「失敗しても、(僕は)痛いわけじゃないから、入るまで刺すだけだと。」


・・・


じ、実際ですが

駆血帯を驚く程キツくしめた時点で、不安が増します。
(あの、力が入り過ぎてませんか?)

指を内側に握るように言われますが、駆血帯がきつ過ぎて
指に力が入らない。。

血管を丹念に選んでから

研修医「あ、ちょっと待っていてください。」

と注射針を袋から出したり、
管をつなげたり、
脱脂綿を袋から出したり。

う、腕が痛い。。早く~。。

(・・・腕、壊死しちゃいそうだよ?)

などと笑って言える雰囲気でもなく、
先生の様子を黙って見守るだけです。
針刺されるだけなのに緊張するーー。

でも、一回ですんなり終わっちゃいました。
意外にと言うか、普通に上手でした。
あまり不安にさせないで と思います。。。


追記

後日、隣のおばあちゃんも点滴をすることになったのですが、
うまく針が入らないようです。

カーテン越しからは
「せんせ、だ~いじょぶですから、気にせんでも。」
という患者の声と、
「すいませんねぇ、入ったと思ったんですけど
 入った瞬間に貫いたみたいで。。」
という先生の声が聞こえてきます。。

高齢なので血管が硬く、難しいかもしれません。
これが例の、「僕は痛くないですから」か、と思うと
隣の様子が気になります。
思わず、イヤホンはしたままで、聞いていた携帯の音楽の
ボリュームを下げてみたりして。w


研修医の先生は
患者さんに謝ったり、
細い針を走って取りに行ったり、
さっきはこういう風に駄目だったけれど
こっちの血管なら今度はきっと上手くいきそうだ、とか説明したり。。
普段はそんなにしゃべらないのに、よくしゃべります。

あの台詞を聞いたときには、もっとクールで鬼のような
点滴になるのかと思っていましたが
普通の優しい先生のようです。


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