中国九塞溝・黄龍
この世は矛盾だらけ
表裏 陰陽・・・
わが心も 矛盾だらけ
時には 孤独を求め
時には 人恋しく
時には 無音の世界を望み
時には 音を求める
時には 静寂を求め
時には 淋しさに耐えかねる
この矛盾に満ちた 己を恥じつつ
今日も 生き長らえる
無欲を望みしに 欲を捨てきれず
この世の不条理を 忌み嫌いつつ
不条理の中に 生きている
陰写し 砂漠を行きし 隊商
昔の姿 今に蘇る
後ろへと バスの車窓 雪や木が
岩手の山々 雪に覆わる
ロケ地にも カスバ集まる 要塞は
世界遺産の アイトベンハドゥ
漁師飯 港の小屋で 味わうや
寒さ防ぎで ビニール覆いて
フナ広場 マラケシュ一の 賑わいが
陽落ち行くごと 喧噪増し行く
バンコク郊外の 水上マーケットの散策を楽しんだ後 又バンコクへ
戻って来たの
そしたら もう お昼の時間になってたわ
市内の中華レストランへ向かったの
タイでの食事は わたしの口に合うから良いわ
海外での中華は どうも苦手だったんだけど・・・ね
でも 今回のタイでの食事は苦になって無いの
食事の後 宝石店に寄ったの
外国旅行のツアーでは 定番ね
でも ここでの宝石店は 外国人の人達でいっぱいなの
こんな立ち寄り店は初めてよ 人気が有るのね
大抵 立ち寄り店と言うと お店に入ると先ず部屋に入れられるわ
その後 くどくどと説明を聞かされるでしょう 商品の・・・
そして 売り場へ・・・とね
あとは 店員が付きっ切りで 売りつけて来るわ
あれが うっとおしくて・・・
でも この宝石店では 興味のない人の為に 広々とし控室が有るの
こんなお店は 初めてだわ
涅槃
それは死
生との 別れ
人は所詮 煩悩に生きねならぬ
生きてる限り
仏陀も涅槃に至りて 悟りを開く
正に それは死
生ある限り 煩悩が尽きること無し
生有らんと欲するは 生きる事
生きることは 食ありて
食す事
それは生あるを 欲するため
そこに煩悩の 根源あり
そこから 欲への始まり
我欲の 始まり
煩悩の 始まり
無明の世界からの 離れが始まる
人は煩悩を 断ち難し
いや 煩悩その物
走りゆく アトラス山脈 エルフードへ
荒くれ山 岩山尻目に
安らぎを 覚える運河 緑映ゆ
古鎮朱家角 時忘るや
マラケシュ メディナの中で 見つけしや
パーカーの背に ”秋葉原”の文字
度胆貫く さすが世界の マリオット
ロビー広々 ゴージャスに
中国の 新幹線は 似てるかな
日本の初期の 新幹線に
凄い人込みだわ
今 迷路のように張りめぐらされた 水路の中を走り抜けて
水上マーケットに着いたの
人が凄いの!
押すなへすなの 大混雑!
ここは タイのバンコクから100km離れた ダムヌン・
サドゥアクと言う所に・・・
バスで1時間半かけて来たの
バザールみたいなお店が ギッシリと両側に並んでるわ
その通路を通り抜けたら やっとバスの停まってる駐車場に・・・
ぶらりぶらりと あちこちの店を覗きながら 観光気分を楽しめた
わね
外国からの 観光客が殆どみたい
楽しいわ!
それに 水路を轟音を轟かせながら カヤックの船の走行は気持ち
良かったわね
そうそう 近江長浜の水路巡りを思い出したの
あの船が船外機を付けて 激走した感じよ!
無明の世界
今気づきしは 無明の世界
それは 死
食への拘りさへも 捨てて
拘り それは欲望
人は食無くして 命無し
命つなぐは 食
それこそ 欲への始まり
悟りたり
欲の始まり 食なり
命さへも 欲望の始まり
仏陀の 心
それは 死のみである
生有るから 食を求める
求めれば 欲の始まり
所詮 人は欲望から 逃れられぬ
生ある限り 欲望との葛藤
心の 安寧
それは 最小の我欲
己の我欲を 捨てた時
赤い街 マラケシュには 溢れてる
人・車・馬車 混然一体
初めての 豆ぶ汁とは どんな味
三陸・久慈の 郷土料理
えっ!ここは そんな思いを 抱かせるは
洗練された イフランの街
長崎の 市内流るは 川なるか
それとも運河 ひとり問答
備えらる いざと言うとき 消火栓
恵山古鎮 家の隙間に
寝てる内に 着いたみたいね
昨夜は何やかやと 明け方まで起きてたので さすがに眠くて
バス移動の間ず~と ウツラウツラと寝てたわ
そうなの今 バンコクから100kmほど離れた ダムメン・
サドゥアクと言う所に来てるの
船乗り場が有って ここから水路巡りをし 水上マーケットに
向かうんですって
カヌーみたいな船よ エンジンを付けた
音がうるさいのよ 船外機の音・・・がね
セーフティジャケットを着ての猛スピードが気持ち良いわ
わあ~ マングローブの中を猛スピードで切り抜けていく感覚よ
勿論 ここではマングローブは無いけどね
そうかと思うと 両側に民家が有る所は 静かにね
通路のように区割りされてる湿地帯を 縦横無尽に水路が繋がって
るの
凄い!・・・わね