持って来て良かったわ！ 雨具・・・
もしかして・・・と思って 傘は置いて来たけど 雨合羽は持って
きたの
今迄 合羽なんて持って旅に出たことが無かったわ
でも今日は 花火大会でしょ！
傘は拙いわよね 差すのは・・・
だから 何十年も前の合羽を引っ張り出して 持ってきたの
正解だったわ！
使ったのは青森だったかしら・・・
雨の奥入瀬で着た以来・・・よ
でも 花火の打ち上げが進むうちに 雨も止んだわ
うわあ 凄い！
花火の打ち上げが 激しくなってきたわよ
第一段階 第二段階と進むにつれて 花火の華やかさが・・・
間髪入れずに 打ち上げられる花火！
もう 見とれるしか無いわね
今日の花火は もう見ることに集中してたの
打ち上げられる花火の世界に 浸りたくて
いつもは 写真を撮るために来てた・・・けど
今日は花火に 身を委ねよう・・・とね
参った 参った！
一時間遅れだったことに気づいて・・・
なんや 一時間も遅れたら 間に合わんかったと違うか？
そうや バスで行く予定だったが もう出てしまってたんや
それかと言って 歩いて行ってては 間に合わんしな
如何したんや？
タクシーを 呼んだんや
それも 集合時間の１５分前に・・・な
間に合ったんか？
うん ぎりぎり・・・な
良かったな
ところがさ 店に着いたら 今日じゃ無って言うんだ
一週間…後だってな
ええっ 一週間早かったんか
そうなんや 毎年この月の この日だと思ってたから・・・さ
ボケたんと違うか・・・
そうや とうとうボケが来たぜ
時間と言い 日にちと言い 間違えるとは・・・な
降り立つや 西安空港 玄関に
喜び迎ふ 青空の下
街道か 敦煌古城 城外へ
潜る門外 何処の地へか
猛然と 餌を求めて 駆けてくる
鳴らすドラの音 黒き牛たち
惜別の 思いを込めて 漢詩詠む
詩人の王維 陽関で友に
訪るや 令和元年 二か月目
今年の干支 祀りし神社
