研究授業(8)

2012-09-17 | 研究授業への思い
教育実習の時、
私は社会科で研究授業を行いました。
今も忘れません「火事」の単元です。

とにかくひどい授業で、
事後研ではたくさんのことを
ご指導、ご指摘いただきました。

褒められるところなどないよなぁと凹んでいたら、
唯一褒められたことがありました。

それは
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早く終わってしまった授業を
さっと切り上げた事
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でした。

教材研究不足により、
40分で全てを終えてしまったのです。
スカスカの授業でした。

あと5分・・・どうしよう。。
余計な事をやろうかなぁ?とも思いましたが、
やっぱりやめて授業を終了させました。

そこを褒めていただいたのです。

「時間内にしっかり授業を終えた」

初の研究授業で、この褒め言葉をいただいたことが
今の自分自身にも強い影響を与えています。

ですから研究授業に限らず、私はチャイム前に終了
もしくはチャイムがなったら
1分以内に授業は終了しようと心がけています。

研究授業はもっとシビアです。
あの原体験もあり、とにかく時間で切るようにしています。


昨年度、市の一斉研で社会科授業を提供したときのことです。
最後の「まとめ」に取り組ませようとした瞬間に
チャイムが鳴ってしまいました。
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「あと5分あれば・・・(まとめができる)」
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という考えも一瞬頭をよぎりました。
しかし、やっぱり45分で切りました。

案の定、「まとめ」をさせないことについて、
事後研で指摘されました。

「問題解決的な学習過程」についての提案をメインにしていたので、
「まとめ」まで行えなかったのは致命的なミスでした。

でも、その致命的なミスを取り上げていただくことで、
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「なぜまとめまでたどり着けなかったのか?」
「授業に無駄な部分があったのはどこか?」
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というように、自分の授業の問題点が研究会でより焦点化されました。

5分オーバーして、まとめまでたどり着いていれば、
自分の授業の欠点は明確にならなかったかもしれません。
それでは勉強になりません。


結局、自身の授業構想や子どもへの対応に問題があったから、
「まとめ」まで行けなかったのです。
授業技量の高い先生であれば、45分で終了させていたのです。

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・授業時間をオーバーしてでも、しっかり教えるべき事は教える!
・45分の授業時間はしっかり守る!
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どちらの考えも重要であると思います。
先ほどの例で言えば「まとめ」の姿を提示することも
授業研としては大切だったと思います。

ただ、やはり自分は後者のほうを意識してしまいます。


もちろん、その日にできなかった「まとめ」は
後日、子どもたちにしっかりと行わせました。





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