混沌とするアメリカ大統領選挙

【11月4日 AFP】（更新）3日投開票された米大統領選の結果をまとめた。

　共和党の現職ドナルド・トランプ（Donald Trump）大統領と民主党のジョー・バイデン（Joe Biden）

前副大統領は接戦を繰り広げており、勝敗は大勢が判明していないペンシルベニアやミシガンなどの激

戦州の結果にかかっている。


　米メディアによると、トランプ氏は大票田のフロリダとテキサスを含む23州で前回に続き勝利を確実

にした。一方のバイデン氏は、地元デラウェアや大票田のカリフォルニア、ニューヨークを含む21州と

首都ワシントンで勝利。前回トランプ氏が制したアリゾナとウィスコンシンを奪取した。


　これまでに獲得した選挙人はバイデン氏が248人、トランプ氏が214人。当選には270人を獲得する必

要がある。（AFP BB News 2020年11月5日）


アメリカ大統領選挙はトランプ大統領が結果が出る前にすでに一方的な「勝利宣言」を行った。最終結

果がどのようになっても裁判に持ち込むつもりで、事態はますます混沌とし長引く可能性が出てきた。

マスコミの事前の予想を覆し大接戦の様相だ。


まだ予断を許さない状況だが、これだけは言える。大統領自ら国民の分断を図ってはならない。そして

憎悪を煽ってはならない。憎悪では国民を幸福に導くことは出来ない。