ひさへ的ポンコツ脳内劇場

マンガ描いてピアノ弾いて料理(栄養士免許有)も作ったりの引きこもり主婦。無断転載お断り~。

暗譜出来なかった2曲。

2015-07-10 | ピアノ系まんが

先日、「暗譜」が得意の様な記事を書きました。

その後色々と思い出したのですが、
どーしても暗譜できない曲がありました。

それは、キース・ジャレット「ビー・マイ・ラヴ」、
と、ウィリアム・ボルコム「グレイスフル・ゴースト・ラグ」。


キース・ジャレットはJAZZなので不協和音ばっかり
不協和音って、何度練習しても耳になじんでくれないし、指にもなじんでくれない。
楽譜を見ながら弾いても、「あれ?この音だっけ?あれ?この音でいいの?」の連続。
はっきり言って不協和音って読んで字のごとくバランスの悪い和音だ。
ヘンな音なのに、弾き方次第で心地よい和音に聴こえたりする。
弾き方次第って言っても、自然に流れるようにさりげなく歌って、弾けばいいんだけど。
それには完全暗譜が必要で、自分自信が曲全体になじまなければいけない。
それがどーーーしても出来なかった・・・。

料理で言えばエスニックな料理?
パクチーとか、奇妙な風味のエスニックを初めて食すと
「???」と不味い感じさえしますが、
慣れると癖になります。
JAZZってそんな感じがします。

ボルコムの「グレイスフル・・・・・」はラグだけど、彼の音作りは完全にJAZZです。
思いもよらない音ばかりを選んでいる。
でもそれは「不協和音」じゃなくって、渋くて落ち着いた魅力的な和音になっている。
そしてラグでもソフト・ラグという曲風なので、アンニュイな不思議な世界になっています。
ラグといえばスコット・ジョプリンですが、彼の曲はシンプルだったなぁ・・・。
って数曲遊び弾きしたくらいだけど。
ラグはアメリカの黒人発祥なので、JAZZともつながっているのでしょうか?



一生懸命に練習したけど全然!モノに出来なかったわ・・・。
普段から、もしくは生まれつきの体質というのか「JAZZ脳」じゃないと弾きこなせないのかもしれない・・・。
演奏する以前にそういう「センス」の問題・・・。

とっても魅力的な曲なので絶対にレパートリーにしたかった。
暗譜する勢いで日々練習に精を出したけど。
いつもの倍は頑張ったけど成果は出なかった。


キース・ジャレット「ビー・マイ・ラヴ」
この音符と音符の間が「魔」。ビミョーに揺れたり間を取ったり・・・。


W・ボルコム「グレイスフル・ゴースト・ラグ」
転調したりまた戻ったり、ダブル♭だの♮だのと6ページも続く。
しかも、のっけから右手の和音がド・レ♭・ド・・・押さえられない・・・。

でもね、JAZZ特有の???な音符の羅列をずっと見ていたせいで
リストの「愛の夢」の楽譜を見てみたら、
あ~ら、不思議。
「リストって単純~、なんて素直な楽譜なの~?」
リストが簡単に見えてしまった・・・。

何、このマジック・・・。

で、弾けるようになってしまった。

ま、私の言う「弾ける」は楽譜を見て鍵盤を押さえる事が出来る、という事。
技術とか表現はまた別物。

でも暗譜は楽勝でしたよ~ん。
その後、テクニックで苦労しまくりでしたが・・・




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コメント (2)
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