大谷☆ヒロユキ的デジタル妄想録

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CPUはパソコンの脳みそです。

2005年02月03日 15時39分05秒 | デジタル
 パソコンの性能でよく「CPU」という言葉がでてきます(「プロセッサ」ともいわれますが)。まあ簡単にいえばパソコン全体に色々な命令をだす脳みそのようなものです。PCで言えばintel製のPentium4とかCeleron、AMD製のAthlonとかがそれにあたります。Macで言えばご存知の通りG4とかG5ですよね。CPU表記の2GHzとか3GHzとか(クロック数といいます)の数字が大きければ、それだけ処理も速いということになります。パソコンの処理性能はこのCPUとメモリ容量でほぼで決まってしまいます。

 昨年ぐらいまではCPU速度が順調に上がっていたようですが、ここにきて速度アップの限界がきたようで、各メーカともに他の要素で処理性能を上げていく方向に転換したようです。実は同じクロック数のPentium4にも色々種類があり、たとえば2.4A Ghzとか2.4B Ghzとかです。これらはクロック数以外の部分で性能が違い、AよりBの方が優秀です。詳しくは相当な文章量になりますので割愛しますが、一概にクロック数だけで比較してはいけないということです。もちろん大まかにはクロック数で判断できますがね。

 その1例としてあげられるのがキャッシュです。これはCPUからメモリにデータが送られる際に一時的に保存されるところです。通常CPU内に少量のキャッシュ領域(1次キャッシュ)があるのですがこれを補うための2次キャッシュ(L2)があり、これが1Mとかいうのはこのキャッシュメモリの容量のことです。キャッシュが大きいほどCPUからメインメモリに送られるデータ転送がスムーズになり性能を十分に発揮できるのです。最近はさらにそれを補う3次キャッシュ搭載CPUというのもありますね。
要はCPUの速さ以外の部分の補助的機能です。

 またAppleがここ数年お得意としているのがデュアルCPUです。これは非常にわかりやすくて、同じCPUを贅沢にも2個使って処理するというものです。単純にCPU2つ分の価格が上乗せされます。またマザーボード(ロジックボード)がそれに対応していないといけませんので、あとから2つにするということはできません。よって最初からデュアルCPUのものを選ぶ必要があります。またOSがデュアルCPUに対応しないといけません。かなり制約がありますが、その分優秀ですので複雑な処理が必要なときはその性能が発揮されることでしょう。

 最近流行だしたのが64bitCPUです。今までは32bitだったのが、倍になったのですが、これは一度にメモリにアクセスできる領域が広くなりより多くの命令がだせるものです。本当はもっと難しい話なんですが、詳しくは僕もわかりません。ちなみにこれもOS、アプリケーションが64bitに対応していないと機能を発揮できません。MacのG5は64bitですね。まだ対応アプリケーションが充実してませんが、これから揃ってくるでしょう。最近Winも64bit版がでましたね。

 ところで最近WinとMacでCPUクロック数にかなり開きがあることをお気づきでしょうか?これは単純に性能差がでたというわけではありません。元々OSの仕組みも違うので単純比較できないのです。僕の経験ではやはりMac OSの軽さが影響してwinに比べ低クロックでも早く処理できるのではないかと。ただOSXになってからは、それも難しくなり、結局同じアプリケーションであればWinの方が速いという記事をたまに見かけます。G5は触ったことないのですが、Appleも今後はwinよりMacの方が速いとは言えなくなってくるのではないでしょうか?

 ちょっと今回は話が固くなってしまいましたね。

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