伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

面白かったです「トノに降る雨」

2014年09月20日 | 文化
 きのう19日ですが、いわき演劇鑑賞会の例会で、東京ヴォードヴィルショーの「トノに降る雨」を見てきました。

 福島県出身の佐藤B作さん。福島県出身で親近感を覚える上、これまでテレビを通してみた彼のユニークさが記憶にあるものだから、面白い舞台になるだろうと期待していましたが、裏切ることはありませんでした。



 物語の紹介をいわき演劇鑑賞会のホームページ(http://iwaki-enkan.jp/)から引用すると次のようにあります。

時は戦乱の黒雲渦巻く十六世紀。
織田信長が家督を継いだ翌年の一五五二年。
室町幕府に国をまとめる力無く、世の中は乱れに乱れていた。
戦の魔の手は尾張平野の外れにある小さな里・生田郷にも及び、
領主・生田繁春(佐藤B作)は友好を保っていたはずの隣国の領主・細川田勝基(佐渡稔)の
急襲を受け、山中へと逃げ込む羽目になる。
お供は側室二人と僅かな手下のみで、母おたまや正室おかつとも別れ別れに。
だが山中には他にも奇妙な人々が紛れ込んでいた。
跡目争いの末に追い出された繁春の弟・正秋。
種子島の鉄砲鍛冶・万造と娘くま。
捕まえた敵方の足軽・藤吉郎、二人の領主の間で暗躍する僧兵、日向坊東田(ひゅうがぼうとうでん)。そして、乱れた世の中に翻弄される農民たち。 表と裏、虚と実、善と悪。
そぼ降る雨のなか、人々の運命が交鎖するとき、繁春が下した「決断」とは……。

 で、舞台を見ているのであらためて粗筋をたどると、生田の殿様は細川田に攻めこまれ、山中に逃げ出した。その山中で種子島(火縄銃)に出会い、最終的には細川田との取り合いになる。その山中には織田信長軍が迫ってきた。その時、生田の殿様・繁晴の出生の秘密が明らかになる。実は繁晴は父である生田の殿様がやっと授かったのに5歳で死んだ息子に良く似ているというので、養子としてもらわれた農民の子だった。最終的に種子島(火縄銃)の製法を生田が手に入れることになった繁晴は家督を弟・正秋に譲り、側室が産み落とした我が子とともに農民に戻る決心をした。その時、信長軍が放った矢を受け倒れた。19年後、育った子どもと妻おかつ、そして繁晴は村にいた。村にやってきた落ち武者に一生懸命生きるよう諭して村に受け入れる。

 だいたいこんな感じ。軽妙なセリフや演技が笑いを誘い、意表をつく展開も飽きさせない。カーテンコールであいさつしたB作さんは「東京ヴォードヴィルショーの40周年の初日がこのいわき」と、40周年の作品としては初舞台であることを強調して、続けたセリフが「初めての方はともかく、ムッフッフ、いろいろありました。いやいや、いろいろ言うとまた・・」と言葉を濁しました。この舞台を初見の私には分からない色々なハプニングがあったんですね。

 東京ヴォードヴィルショーの舞台は続くようです。お元気で楽しい舞台を繰り広げていただき、たくさんのみなさんを元気づけていただきたいと思います。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿