あかり展は今年で3回目。第1回は遠野オートキャンプ場、第2回はいわき湯本高校遠野校舎(当時、旧遠野高校)を会場に開かれ、地域の方々などが製作した行灯などが展示され、合わせてコンサートが行われてきた。
今年の特徴は、行灯(あんどん)のコンクールが合わせて実施され、応募された作品を審査・表彰すること。確認していないが、たぶん30作品程度の応募があり、金銀銅、佳作の作品に賞状と金一封が贈呈された。また、会津短期大学生が援助に入ったワークショップで遠野小学校児童の5年生と6年生が作成した行灯が展示されたことなどがある。会場には全体で200作品程度の行灯が展示され、薄暗がりの会場にほの灯りをこぼしていた。
主催は実行委員会で、私も委員の1人として参加しており、加えて伝統工芸遠野和紙・楮保存会の1員でもある。こうしたことから5日は行灯入賞者の表彰式で会場から入賞者を讃え、6日は午後のコンサートの来場者を迎える駐車場係として活動した。
さて、コンサートは昨年もご協力いただいた、いわき市ゆかりの遠藤優衣さん(フルート奏者)と渡辺貴紀さん(ピアノ)に出演した。お2人はBSプレリアムで共演したことが縁で親交を深めてきたという。来客の車が途絶えたタイミングで会場に入ったが、ドヴォルザークのユモレスクなどクラシックからポップス、歌謡曲まで7曲を披露した後にアンコールに応えて唱歌「故郷」を演奏。惜しみない拍手が贈られていた。
コンサート終了に備えて再び駐車場係に戻った。いっせいに帰ることになるため混雑が予想されたが、意外に車が集中しない。トラブルなく順次お帰りいただくことができたことは幸いだった。以後、会場の撤収作業。6日は、時々雨が降るぐずぐずした天気。足下の悪い中参加してくださったみなさんにはご苦労様でした、の言葉しかない。
12日から14日は会場を変えて、上遠野公民館で行灯が展示される。意匠を凝らした作家のみなさんの作品、児童をはじめとした地元の方々の作品、両者の作品をお楽しみいただけると思う。いずれの日も開場は午前10時、午後5時で閉場となる。時間をお間違えのないように。
会場では、観覧客を迎えるためにスタッフがお待ちする。私も当番があり、14日午後から会場で観覧される方をお待ちすることになる。多くの方のご来場を期待したい。
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