伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

ニホンカモシカが我が家の近くに・・驚き

2019年07月10日 | 生き物


 この写真、この顔、間違いなくニホンカモシカだ。生きた姿は、岩手に住んでいた頃、遠目に見たことがある。三陸海岸の崖を登っている姿が、今も記憶によみがえる。

 しかし、我が家の近くにいるはずがないと思っている。阿武隈山地にクマはいないと言われるが、同じくニホンカモシカだっていない。そう思っていた。


 ネットで検索をかけてみた。すると、レッドデータブックふくしまⅡのニホンカモシカ(クリックするとページが開きます)のページが開いた。

 そこに、かつては阿武隈山地以東の地域を除く県内全域に生息していると考えられていたものが、近年、阿武隈山地でも生息が確認されたと記されていた。そうかいたのか。たまたま見たことがなかっただけのようだ。

 このカモシカはイノシシ用のロープのワナにかかってしまったという。ひずめが縛られた状況で、ワナをはずそうと考えたが危険なため、やむなく、ワナを切って逃がしてやっという。




 ということは我が家の近くにまだいるかもしれないのだ。それ以前に隣家の畑では、見たことがない足跡が残っていたという。それがカモシカだったのかもしれない。

 午前4時過ぎ、我が家の犬が吠えた。めったにほえないのだが、知らない人が来たか、動物がいる可能性がある。そこで、犬の散歩の後に畑に行ってみた。いくつかの動物の足跡がある。

 一つは、我が家の愛犬の足跡のようだ。

 もう一つのこれが分からない。



 比較的、新しい足跡のようなので、この足跡の主に向かって今朝吠えていたのではないだろうか。

 とにかく、偶蹄目の特徴である、二つに割れた足跡は確認できなかった。我が家の畑にカモシカが来たということはないようだ。


 ちなみにカモシカだって、誤った対応をとると危険な場合があるようだ。喜多方市のホームページに、遭遇した際の注意事項が記載されていた。参考までに以下、引用しておきたい。くれぐれもご注意を。


写真をクリックすると引用先のホームページが開く。


ニホンカモシカを目撃した場合は以下の点に注意してください。

1.むやみに近づかないでください。

2.大声を出す、手を打つなどニホンカモシカを刺激して興奮させる行動は取らないでください。

3.逃げ道をふさがないでください。

4.興奮した場合、突進および角で攻撃してきますので、角には十分に注意してください。

5.身の危険がないかぎり、石を投げつけたり、棒で打って追い払ったりしないでください。もし、その行為によりニホンカモシカが死傷した場合は法律により罰せられます。

6.犬を同伴している場合は、絶対に犬をニホンカモシカに近づけないようにしながら、その場から離れてください。

7.子どものニホンカモシカは絶対に保護しないでください。生後1年くらいは親と過ごすため、必ず近くに親がいます。子どもだけだと思って近づくと親が威嚇してくる場合があり危険です。また、幼獣期に飼育されると野性に返すことがとても困難となります。保護してしまった場合には必ず保護した場所に放してください。

8.目撃したニホンカモシカが怪我や病気であることがわかった場合も、むやみに近づかずに文化課へ連絡してください。病気の場合は伝染性疾病の可能性があるので特に注意してください。人には感染しませんが、媒体となり他の偶蹄類(牛、豚など)に広がる可能性があります。

9.死亡しているニホンカモシカを発見した場合は、死体の検査および処理を行うので文化課へ連絡してください。


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