伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

ハロ

2022年05月12日 | 
 朝の愛犬の散歩で、いま非常に強い関心を持っているのは、年に数日間しか見かけないブッポウソウが来ていないかどうかだ。散歩の折り返し点付近で、2年連続、2日間だけ同じ場所で見かけた。

 ブッポウソウは、高所で活動するらしく、高い送電線の鉄塔のてっぺん付近で、鉄骨に止ったり飛んだりを繰り替えしていた。これが初めての出会い。
 昨年は数羽が高所を飛び交っていた。ハトより若干小さい青い鳥。羽ばたき続けて飛ぶのではなく、時折、猛禽類のように羽を開いて空を舞うように滑空する。ヒヨドリは、数回羽ばたいて、羽を閉じて沈みながら滑空し、再び羽ばたいて体を浮かせて滑空する。これを繰り返して飛んでいく。比較的小型の鳥が、羽を開いたままの滑空というユニークな飛び方は珍しい。

 今年も出会うことを願いつつ、いつもの散歩道から空を見上げている。

 今年は、すでにキビタキのさえずりを聞き、姿も見かけた。ヒクイナの超えも聞いた。オオルリはまだ見ていないが、いつも、移動の途中のようだから、今年は、もう見ることはないかもしれない。せめてブッポウソウは見てみたいと思う。

 さて、ブッポウソウが舞うだろう空には今日もハロが浮かんだ。




 昨年、ブッポウソウが飛んだ付近の空だ。

 エンドウの草花の背景にハロを撮った。
 最初の写真は、ムラサキツメグサだが、ハルジオン、ギシギシといっしょの写真も撮ってみた。




 ハロは天気が崩れる先触れだという話もある。そのためかどうか、ハロが浮かぶ演奏雲の下に時間の経過とともに層積雲が流れ込んできた。



 雨はないものの、雲はその後もどんどん増えている。
 予報では午後9時頃には雨が降り出しそうだが、さて、これらどうなることか。

 ハロは、昨日も見えた。
 よく晴れた日だったが、空に薄く巻層雲が浮かんでいた。

 太陽を囲むようにかかる雲にハロが浮かんだ。



 青い空に浮かぶ、くっきりとした虹色のハロ。なかなか壮観な景観だった。
 この空の下で、ジャガイモへの追肥など、若干の畑仕事をしたのが、後で疲労感を覚えたのは、運動不足のせいか。

 一昨日の夕刻も、沈む太陽の上空にハロが浮かんだ。
 といっても、我が家からは太陽が見えない。わずかに杉林の隙間から光が漏れてくるだけだ。



 たぶん、今年初めてテッセンの仲間のルーベンスの花が咲いたので、ハロといっしょに撮影した。





 ハロは虹よりも頻繁に見えている。たぶん、多くの人が気がつかないだけ。
 晴れた日、空に薄い雲がかかっていたら、空を見上げてみよう。もしかして、そこにハロやタンジェントアークなどが浮かんでいるかもしれない。

 ただ、太陽を直接みると、目を痛めるし、将来の白内障の原因にもなりかねないので、太陽を直接見ないよう気を付ける必要がある。ハロは、太陽から離れた位置にでる。半径22度外側に出るようだ。太陽から若干視線をそらして探してみると、意外に簡単に見られる。


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