伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

ここ1ヶ月間に見た空

2024年01月22日 | 
 そんなことを思いながら写真のデータをみてみた。
 「あれ、これは!」と思ったのが、実は寒くて穏やかな空(気象条件)の日にしか見えないサンピラー(太陽柱)。昨年暮れ12月28日の日暮れ時に見た。




 沈んだ太陽の上部に立ち上がる光の柱。沈む太陽の光に照らされた雲の明るみの中に、相対的に明るい部分が見えるような気がしたので、写真に撮っていた。微妙な感じではあったが、写真で見る限り、サンピラーだと思う。

 上空に温度の低い寒気が入り込んで風がない日は、寒気で空気中の水分が六角形の板状に結晶し自重で落下する際乱されることがなく、空気抵抗で地上と平行に整然と面を向ける。この面が鏡となって下方から射し込む太陽光を反射する結果、柱状により明るく輝いて見える。これがサンピラーと呼ばれる現象だ。太陽に照らされる雲がじゃまして柱が見えにくい状況だったが、たぶんこの現象がおこっている。

 年が明けて1月3日朝、昇りくる太陽がハロを見せた。雲の中の氷の粒が太陽光を屈折して見せる現象だ。薄い雲(巻層雲)が空にかかった際に見え、年中、しかも良く見ることが出来る現象だ。



 1月11日、その日の紙漉きを終えて学舎を出ると南の空が赤色に染まっていた。和色の図鑑で見ると薄紅梅(うすこうばい)という色に近そうだ。この色合いが好きだ。「枕草子」になぞらえると、「冬は夕暮れ。夕陽が射して薄紅梅に染まりし空と、晴れたる青空混ざりて作りたる、天空の有りざま。いとをかし」といったところだろうか。




 1月16日、空に雪が舞った。入遠野方面の山並は、雪に閉ざされて見えていなかった。



 同日夕、和紙工房「学舎」での作業を終え戸外に出た際、南の空、上遠野方面に見えた夕焼け。



 1月17日朝、朝日が昇ってきた。



 同日夕、学舎から帰路につこうとすると、南の空高い空に月が見えた。明日18日には月と木星が最接近するというが、その前日の両者の位置も近い。




 翌18日夕、月と木星が最接近。




 1月20日朝、学舎に到着すると、空にかかる雲越しに丸い太陽が見えた。



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