伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

上部タンジェントアーク・・だと思う

2023年10月08日 | 
 かつては太陽の周りに虹色や光の環が見えるとハロと考えていたが、この虹色は円の一部というより、楕円の一部を成しているように見える。太陽の周りの円形(22度ハロ)の上部に接して、太陽に弓を引くように孤を描くのが上部タンジェントアークだ。



 写真の虹の孤を延長すると、楕円を描くような軌道だ。おそらく上部タンジェントアークで間違いない。
 空を覆ううろこ雲には、よく見ると光環が浮かび上がっていた。



 うろこ雲の一部に穴が空いたように見える場所がある。穴あき雲と呼ばれる現象に違いない。



 穴あき雲が生じるのは、上空の気温が氷点下になって雲を構成する水蒸気が過冷却状態になることと、過冷却の水蒸気が凍り、重さで落下する氷の粒が地上に落ちる前に蒸発する――こういう仕組みのようだ。ということは、ここらの高層の空には氷点下の空気が入り込んでいるということになるのだろう。
 寒いはずだ。

 最近だいぶ日が傾いてきた。日の入りも早い。我が家は西側に杉林があるので、他に比べても早い日の入りとなる。
 杉林に日が沈もうとする頃、薄らと上部タンジェントアークが雲に浮かんでいた。



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