広田寛治のブログ

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「安らぎをくれるリンゴ・スターのボーカル曲」(文藝別冊『リンゴ・スター』)

2012年07月05日 13時24分01秒 | 雑誌などへの寄稿
リンゴ・スターの誕生日が近づいてきた。残念ながら、リンゴについてはあまり書く機会がないのだが、河出書房新社の夢ムックのロック・ミュージシャン・シリーズで『リンゴ・スター』(2003年11月発売)をやったことがあり、そこに3本ほど書かせていただいたので、この機会に順に紹介させていただく。
そのなかのひとつが、「ほのぼのとした安らぎと癒しを与えてくれるビートルズ時代のリンゴのボーカル曲」。この原稿では、ビートルズの公式録音213曲中、リンゴがボーカルを担当している11曲などをとりあげ、ビートルズのなかでボーカリストとしてのリンゴが果たした役割を考えてみた。
ちなみにその11曲とは、「ボーイズ」「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」「マッチ・ボックス」「ハニー・ドント」「アクト・ナチュラリー」「消えた恋」「イエロー・サブマリン」「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」「ドント・パス・ミー・バイ」「グッド・ナイト」「オクトパス・ガーデン」。彼自身がちゃんと書いた曲は2曲しかないし、またリンゴの曲が収録されていないアルバムもあるのに、ビートルズの全アルバムからリンゴの存在感を感じるのは、彼の個性的なボーカル力がビートルズ・ソングに不可欠なパワーを与えているからではないかと思う。


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