いとう大の徒然日記

神栖市を今より少しでも発展させて、次の世代に引き継ぎたい!

議員としていかがなものでしょうか?

2009-10-14 09:00:47 | 政治活動
波崎町柳川土地区画整理事業に対して、旧波崎町が損失補償をしたために、それを引き継いだ神栖市が約11億4千万円を負担しなければならなくなった問題で、それについて先日私たち議員有志5名で発行した報告紙に対し、この問題の調査特別委員会の委員である中村勇司議員、後藤潤一郎議員、遠藤貴之議員の3名がその報告紙は「誹謗中傷ビラ」であるという趣旨の文書を作成し、配布しています。

これについては、特別委員会委員13名(上記3議員が作成した文書では”12名”となっていますが、13名が正解です。)中、わずか3名の意見であり、同文書で指摘している7項目のほとんどが自分たちを正当化しているにすぎないものですが、それらは私から見れば自分たちの議員としての”力量不足””勉強不足””認識不足”でしかなく、「誹謗中傷ビラ」と言われた怒りよりも、同じ議員としてあまりにも情けなく感じたので、あえてこの場で取り上げることにしました。

上段は3議員の指摘事項、下段は私の見解です。


①この件は現在、調査特別委員会で調査中の事案です。

 ⇒全くそのとおりです。


②現時点では、具体的な委員会の調査項目が決まっていません。

⇒これについては委員会の中で遠藤貴之議員から質問があり、委員長である私か ら説明をして本人も納得し、他の議員からは特別な意見もなく、委員会は進行しました。


③柳川土地区画整理組合の理事5名のうち、3名しか出席の要請をしていません。
④他2名の理事さんには、連絡すらしていません。

⇒3名の理事への出席要請は、委員会で全員一致で決めたことで、もちろん中村勇司議員、後藤潤一郎議員、遠藤貴之議員の3名も賛成されました。異議があったのなら、なぜその時に指摘したり、反対したりしなかったのでしょうか?


⑤3名の理事に1時間程度の聞き取り調査しかしていません。

⇒委員会での質疑や今回の聞き取り調査には時間制限はなく、各議員から質問等があれば何時間でも行われます。しかし当日、中村勇司議員、後藤潤一郎議員、遠藤貴之議員の3名はほとんど質問等はしませんでした。聞き取り調査の時間が足りないと思うなら、なぜその時しなかったのでしょうか?


⑥調査資料がまったく整っていません。

⇒これも委員会の中で遠藤貴之議員から意見が出てお答えしましたが、基本的な資料は全議員に配布されており、その他の部分について各議員が必要と思う資料は具体的な請求をすればいいことです。

ただ漠然と”資料がない”というのは自らの勉強不足、調査不足を露呈しているにすぎません。ほとんどの議員は自分たちで資料を集めたり、調査をして対応していました。


⑦すべての調査が終わらなければ、結果など出せる訳がありません。

⇒結果など出してはおらず、報告紙中に「まだ不明な点も多く引き続き徹底した原因究明を行い、その結果を市民の皆様にお知らせしてまいります。」と記載したとおりで、まだ結果を出す以前の状況です。


以上のとおりですが、今回私たち議員5名で発行した報告紙は、議員活動の一環として作成したものであり、その内容が適正なものであるからこそ、新聞販売店の審査等を受けて新聞折り込みがなされたもので、誹謗中傷ビラであるならば新聞折り込みされないことは言うまでもありません。

一方、中村勇司議員、後藤潤一郎議員、遠藤貴之議員を含む8名の議員で作成した「南浜緩衝緑地公園」についてのビラは新聞折り込みされていません。

よって、そのビラこそ「誹謗中傷ビラ」とまでは同じ議員という立場なので言いませんが、議員が作成したものにしては間違いが多すぎますので、その件についてもあらためて取り上げさせていただきたいと思っています。

とにかく、人の批判をする前に、自分達が行っていることをよく省みるべきではないかと、同じ議員という立場として心から思っています。

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なぜ (Unknown)
2009-10-15 15:45:10
合併して4年が経ちますが、何故、今頃になって問題が出てくるんですか?何故、合併直後ではなかたんですか?
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Unknown (伊藤 大)
2009-10-20 13:22:27
10月15日号の広報かみすにもこの問題の一連の経過は記載されておりますが、なるべくわかりやすくするために、要約してお伝えします。

①合併して1年程までは、今回問題になった旧波崎町が行った損失補償契約の有効性は、それを引き継いだ神栖市は認めていました。

②平成18年11月に横浜地裁で損失補償契約は法に触れるという判決が出たため、それと類似したものである旧波崎町が行った損失補償契約も法に触れる可能性が出たため、市はその契約を履行できない旨を二つの金融機関に伝えました。

③平成20年11月に二つの金融機関が契約の履行を求める裁判を起こし、その判決が平成21年9月に出されました。

この判決によって神栖市が約11億4千万円を支払わなければならないことが確定したため、この時期にこの問題が取り上げられてきたものです。
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Unknown (パンパース)
2009-10-20 16:22:35
市のコメントを要約しなくてもよいのではないでしょうか?
調査特別委員会の内容と市としてのコメントは、別物だと市の方も言っていましたよ?
確かに色々と知っているのは事実かもしれませんが、わざわざここでコメントを要約するのは理不尽だと思います。
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Unknown (伊藤 大)
2009-10-20 16:58:55
市のコメントを要約したわけではなく、なぜ今頃になってこの問題が出てくるのか?というご質問があったので、そのご質問の答えとして必要な部分だけを私の言葉で述べさせていただきました。

また、調査特別委員会は議会の中に設置されたものであり、当然市とは別組織ですから、コメントが別になることは言うまでもありません。

ただし、調査特別委員会ではまだ最終報告書はまとめておりませんので、調査特別委員会として何らかのコメントを出したことはありません。

また、要約するのは理不尽というご指摘ですが、なるべくわかりやすく必要最小限の言葉でまとめただけであり、必要な言葉までをも省いたものではありません。
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不思議 (北斗の拳)
2009-10-20 22:15:25
コメントについて
別物と認識していますよね?
市の出したコメントと、自分達の調査特別委員会の違いはしっかり区別すべき事ではないですか?
パンパースさんのコメントを参照します。
『調査特別委員会の内容と市としてのコメントは、別物だと市の方も言っていましたよ?
』市民は、選択の権利があります。
市が出したコメントで理解して下さいとあればそれを見て評価する物だと思います。
伊藤議員要約する事ではないと考えます。
自分でコメントが出来なければ、削除を求めます。
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北斗の拳さんのご指摘について (伊藤 大)
2009-10-21 10:47:53
それについては上から4段目でコメントしたとおりです。
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もの申す (若造)
2009-10-22 01:15:40
一市民です。感じたこと書きます。
①情報を発信するためにメディアの存在は不可欠です。
思うに、ビラを市民に配ることと、ブログで全世界に発信することは、使用するメディアが違えど、やっていることは同じですよね?

様々な情報を知る機会が増えることは市民にとって良いことです。
(本当は、事実さえ正確に公表されれば、余計な情報は必要ないんですが…)
正当な政治の実現には、正当な選挙が行われなければなりません。
次回の市議会議員選挙の参考にもなりますし、伊藤議員はもちろん他の議員さんにも、我々一般市民が、市政を知る機会を増やして欲しいです。

②私は利益誘導は決して悪いことではないと思います。その土地の企業が潤う事で市民に還元される、言わば「必要悪」です。
しかし、市民全員の利益になり得るお金が、ほんの一部の人間に不当に使われるのならば、それは「悪」と言わざる負えません。

神栖は昔からお金に関する汚い話が多いと聞いています。
伊藤議員には役所の常識の前に、このような古い考えと是非戦って頂きたいです。
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若造さんのご指摘について (伊藤 大)
2009-10-22 11:01:24
ビラを市民に配ることと、ブログで全世界に発信することは、使用するメディアが違えど、やっていることは同じではないか?というご指摘をいただきました。

それはそうだと思います。ただ、最近残念なのは市長選挙が近いためか、事実でないことや事実を捻じ曲げたこと、あるいは「疑惑」の段階のものを事実であるかのように書いたビラが出回っていることです。

もういい加減そのような古臭い手法はやめてほしいと思っています。

また、利益誘導について「市民全員の利益になり得るお金が、ほんの一部の人間に不当に使われるのならば、それは「悪」と言わざるをえない」とのご指摘ですが、確かにそのようなことはあってはならないことですが、具体的にそのような例があるのでしょうか?あるとすればそれをお示し願えればと思います。
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