介護の技術・知識のまとめ

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ペースメーカー使用者に対する配慮事項

2021-03-25 09:30:27 | 生活支援技術

ペースメーカーは、徐脈性不整脈の治療に使われる

徐脈性不整脈(洞不全症候群)

  • 心臓の拍動をつかさどる洞房結節が機能せずに、心臓の動きが止まってしまう
  • 脳への血流が減り失神することもある

 

ペースメーカー使用時の注意事項

  • 運動
    ほとんどの運動が可能だが、体がぶつかるような運動は避ける
  • 入浴
    問題ないが、入浴時間は短め(10~20分程度)の方がよく、サウナも同様に短時間がよい
    電気風呂(お湯に低周波電流が流れている風呂)は利用しない
  • 旅行
    問題ないが、車のシートベルトによる圧迫に注意(左側に埋め込んでいるため、シートベルトの位置に注意)
    飛行機の搭乗時の金属探知機で影響を受ける危険があるので、事前に係員に伝えること
  • 家庭用電気機器
    ほとんど問題ないが、IH調理器、電動工具を使用する場合は、ペースメーカー本体に近づけない
  • 通信機器(スマートフォンなど)
    ペースメーカーの植え込み部位から15cm以上離す。自分で耳に当てて通話するのは問題ない
    電源を入れたまま胸ポケットに入れない
    小型無線機(トランシーバーなど)は使用を避ける
  • 電子商品監視機器(EAS お店の万引き防止ゲートなど)
    ほとんど影響しないが、安全性確保のためには中央付近を速やかに通過するのが望ましい

 



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