介護の技術・知識のまとめ

研修で学んだこと、職場で経験したことなどをまとめた場所です

不整脈

2021-03-28 16:10:34 | 高齢者に多く見られる症状・疾病

心房細動(頻脈性不整脈)

  • 洞房結節以外からも電気信号が出てしまい、不規則な弱い収縮を繰り返す拍動が多くなる
  • すぐに命にかかわることは少ない
  • 高齢者に多い
  • 血液がよどみ、血栓ができやすくなる。脳梗塞の原因にもなる
  • 血液サラサラの薬(抗凝固剤)の無い服が必要(ワーファリンなど)。その場合、出血に注意すること

洞不全症候群

  • 洞房結節が機能せず心臓の動きが止まる。房室結節が信号を出して動かそうとするが、予備に過ぎないので心臓の機能は低下していく
  • ペースメーカーの植え込みで対応する
  • 脳への血流が減り、失神することもある

心室細動・心室頻拍

  • 150回/分以上の脈拍
  • 致死性不整脈と言われる
  • 心室の不規則な信号で心室のみが細動する。心房から血液が入らなくなり心停止に至ることもある
  • AEDを使用し、電気刺激で心臓を一時停止させ、正しい信号が出るのを待つ

不整脈は加齢によって増えてくる

不整脈は虚血性心疾患の原因になる


肝臓疾患

2021-03-28 16:03:18 | 高齢者に多く見られる症状・疾病

肝炎ウイルスの種類

A型

  • 経口感染
  • 慢性化しない
  • 井戸水からの感染が多かったが、上水道の整備で減少した

B型

  • 血液感染
  • まれに慢性化

C型

  • 血液感染
  • 多くは慢性化する
  • 症状の出方が弱く、気付かないうちに慢性化し、肝硬変に至ることがある
  • インターフェロンの投与で回復する

アルコール性肝炎

  • アルコールで肝臓に負担をかけすぎると肝硬変に直結する

非アルコール性肝炎(脂肪肝)

  • 肝硬変に進行することがある

肝硬変

  • 肝炎から発展する(主にC型)
  • 一度かかると、肝臓は元には戻らず、肝臓としての機能を果たせなくなる
  • 肝炎から進行する前に治療する必要がある
  • 肝臓がんに発展する可能性も高い

 


痛風

2021-03-28 15:53:39 | 高齢者に多く見られる症状・疾病

痛風とは

  • 高尿酸血症が持続すると過剰な尿酸が関節で結晶化し、足の親指の付け根に激しい痛み、発赤、腫脹を伴う発作を起こす

日常生活の注意点

  • プリン体を多く含む食品を控える
  • アルコール摂取を控える
  • 水分を十分にとる

尿酸はプリン体から作られる

プリン体を多く含む食品

  • あん肝、レバー、モツ、白子、牛肉ヒレ、ロース、えび、かにみそ、魚の内臓、など、主に動物性食品に多く含まれる