「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」と太田道灌が山里の民家で蓑を借りようとしたときに、その家の娘が山吹の花を差し出して、蓑もない貧しさを示し、その意味がわからなかった道灌が、その後、和歌を猛勉強したというお話、サザエさんの漫画で読んだような記憶がある。今日の誕生日の花は、やまぶき、気品という花言葉がある。俳句や短歌をさらっと詠めるようになりたい、今から勉強しても間に合うだろうか。
昨日は、曇り空が続き、夕方からは冷え込んできたので夕食のメニューを鍋に変えた。お豆腐も入れ、湯豆腐風水炊き、ポン酢でおいしくいただきました。白ねぎがなかったので玉ねぎで代用、スープにコクが出て西洋料理のようになった。
日曜日の朝、干しておいた洗濯物が、風で物干し竿にからまったり、とばされたりしていた、手で確かめてみると、もう乾いているようなので早々に取り込んだ。午後も風の勢いは止まらず、咲き始めた花水木をゆすっていた。災害に苦しんでいる方々に雨や風が強くあたりませんようにと祈った。
週に一回、金曜日の夕刊にだけ連載される小説｢私をくいとめて」（綿矢りさ 作 わたせせいぞう 画）を読み忘れていて、今読んでいる。一週空くと、前のストーリーがうろ覚えになっているので、最初はなかなか頭に入ってこないが、今までのあらすじもご丁寧に書かれているので、長文だが読みやすい。挿絵もカラーで明るい気分にしてくれる。
ニュースで熊本の様子が映し出されている、その間にも地震の速報が入る。震度６が何度も繰り返されたら、建物も徐々に壊れて行き危険な状態になる。レスキュー隊が人命救助にあたっている、どうぞ皆無事でありますように。ニュースを見るたび、祈るような気分になる。神様、日本をそんなに傷めつけないでください。
