奈良名物、草芝居リーグが、今年も7月19、20日の二日間、開幕された。プロデューサーの松村武さんいわく、草野球リーグをやるように、演劇で競い合うことができないかを追及した「な・LIVE」、自由に演劇を楽しみたいという人たちが集まって、観客と一体となって、芝居を楽しむ空間に酔いしれた。アンチリアル「Re:Time」と歌劇「BOSE」との接戦には、手に汗握ったが、わずか2票差で、「Re:Time」が勝利した。私の1票が功を奏したのかも。アクション「Mission in Dash」、リアル「ダブルフェイス」も、なかなかの面白さ、台本、演出、演技がすべて自分たちのチームで練り上げたお芝居とは思えない、高度なものばかりだった。
次の子どもスペイン講座で、童謡を教える係になった。LA RANA(かえる)とLOS GATITOS(子猫ちゃん)、MI GRANJA(私の農場)を暗譜で歌えるようにならねば、今必死で歌詞(スペイン語)を覚えようと、何度もCDを聞いているのだが、なかなか難しい。LOS GATITOSは、「ぶんぶんぶん」のメロディーで、日本語と交互に歌うのだが、動物のなきごえや、手拍子を加えて歌うことを、子供達に教えられるようになるには、まだまだ練習しなければならない。
土曜日は午後から、古事語り部座の稽古が剣道場で行われた。雨に濡れるといけないので、大きな小道具(灯篭や鳥居)は運ばず、剣や布を使い練習を繰り返した。ナ・LIVE出演者はお休みしていたので、10人余りしか、出席していなかったけれど、表情や動作など細かいところにまで気を配る稽古になった。
1998年アメリカ、「グッドナイト・ムーン」をBS3プライムシネマで観た。原題は、Step Mam・・・まま母、子連れの弁護士と交際するキャリアウーマン(ジュリア・ロバーツ)と彼の前妻(スーザン・サランドン)との確執と和解を描いた作品。ニューヨークの風景が美しく、子役のアンナ(ジェナ・マローン)とベン(リーアム・エイケン)が随所で泣かせてくれる。癌で余命幾ばくもない実母を喜ばせようと、子どもの等身大写真を部屋に飾るジュリア・ロバーツの表情が、心に残る。
台風の風は、急に強くなり、どちらから吹いてくるのか分かないので、傘をとばされまいと必死に抵抗していたら、傘の骨がまがった。昨日の夕方、散歩時の出来事。今もまだ強い風が吹き、電線や木々をゆらしている。今朝は、岡山に再上陸する模様だが、規模の大きさに驚く。玄関先に避難させなかったカメが、庭からこちらを睨んでいる。