北京より帰任してもう何日?

4年3ヶ月間の北京赴任から日本に帰ってきて…

朝日杯フューチュリティS(G1)

2004-12-12 14:09:24 | 競馬
 私が競馬にはまっていたころ、朝日杯3歳ステークスと呼ばれていた。夏からデビューした3歳(現在の2歳)の牡馬・せん馬チャンピオンを決めるレースだった。学生時代の友人に誘われて始めた競馬であるが、職場の周りには競馬をする人が多かった。そんな連中が集まれば、ペーパー・オーナー・ゲーム(POG)を始める。
 
 POGとは、デビューする新馬の架空オーナーとなって獲得賞金を争うゲームである。2歳夏の新馬戦から3歳春のダービーまでの期間を楽しむことが出来る。宝塚記念が終わり夏になると2歳馬の登録が始まり、「週刊競馬ブック」で特集が組まれる。それを買うことからPOGは始まる。登録馬の一覧表から、来年のダービー馬などのクラシックホースになりそうな馬を数頭選ぶ。それぞれ選んだ馬がレースに勝ち上がる毎に他のメンバーから本賞賞金の1万分の1の金額を徴収する。新馬戦で500円くらいだが、ダービーに勝つと1万円を越える。といっても馬券につぎ込む金に比べれば、微々たる金額ではある。しかし、選んだ馬が勝ち上がっていく気分は、いいものである。

 馬の選び方も、血統・厩舎・生産牧場・本当のオーナー名・名前など様々である。血統では、流行の血統、新馬戦に強い厩舎、有名な生産牧場等々悩んだ末に決めた。最終目標がクラシック・レースではあるが、外国産馬を選ぶ人もいる。仕上がりが早くて勝ち上がるケースが多い。クラシック・レースには出走できないが、賞金は稼ぐことができる。

 私の職場でPOGをやっていたのは90年~91年のシーズンだった。90年の本レースの勝ち馬はリンドシェーバー(元石 孝昭厩舎)、この馬のペーパー・オーナーは2着のビッグファイト(境 勝太郎厩舎)も選んでいた。リンドシェーバーはこのレースで中山1600mのレコードを14年ぶりに更新した。それまでのレコードはこのレースを勝ったマルゼンスキーだった。

 ところで、私の選んだ馬であるが、名前も忘れてしまった…我々の選んだ馬でクラシックまで駒を進めたのは、いなかった。難しいです。

 今日の朝日杯フューチュリティS、POGに参加している人たちにとって節目になるレースであろう。

 昨日、ノーザンテーストが老衰で亡くなったというニュースが流れた。ノーザンテーストで稼いだ金でサンデーサイレンスを社台は買ったと思う。

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