志摩 ゆみのつづり方

以前は国際交流のボランティア一筋だったのですが、最近はスクエアダンスなるものにお熱を上げているmixのblogです。

「博士の愛した数式」

2006-03-14 09:05:48 | 
「博士の愛した数式」小川洋子著、新潮社
これはtiakujoさんのブログに書いたコメント
「この映画は早くから観たいと思っていたのです。で、うちの博士さんを誘ったのですが・・・・・」の続きです。
まだ映画を観ることができないので、まずは原著から。
心温まる作品でした。3人の登場人物のやさしさがいいですね。いつまでもそのやさしさに包まれていたくて、一字一字ゆっくり目で追っていました。
いい小説には二通りあって、読み終わってしまうのが惜しいものと、次に起こることが知りたくて早く読んでしまうものに分けられるように思います。当然これは前者でした。
私は数字が好きです。いいえ、国語(特に作文)が嫌いで、算数や数学の方ができたということかもしれません。小説の随所に出てくる数字遊び。小学生のころ外出しない休日には父と一緒に同じようなことをして遊んだ記憶があります。父は建築屋ですが、特に専門知識があったわけではなく、数字をいじっているのが好きだったのでしょう。
また、博士が子供に文章題の問題を読ませている場面がありますが、私もよく家庭教師などをしているときには声に出して読ませたものです。生徒たちが、計算はできるけど文章題が嫌いだというのはたいてい文章を読み砕く力がないだけなのですから。
さあ、今度こそ映画を見に行かなくっちゃ。そして、たっぷり癒されてきましょうね。
コメント (1)
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