井戸端談義・徒然記(MEi日記)

眺める人生は 楽しい 

墓参り雑感

2012年11月23日 | Weblog

予定のない時はお墓参りをよくする事がある。遠い近いは別にして拝まないと気が咎めるという者も居るという。墓に入れば全ては終ったという事だろう。だとしたら人の心の中に残る様な死後であれば、最高の人生と言いたい。お墓事情も色々有ってお墓は此の辺で止めないと生きた人間が棲めなくなってしまう。特定の墓所を定めず、散骨という方法もあると言う。これは理にかなって

る様に思う。事あるごとに墓所を求めていたら、今の日本の人口は一億人とすれば一億個の墓所が要る墓石だらけになってしまうそれが毎年続く事となり馬鹿にならない。逝けば全てが無になり土にかえるのが理想なのでは。いい加減な人生を歩み、死してまで石に自分の名前を刻まれ残されては、黄泉の世界でおこがましくて呑み歩きも出来ない。人の心の中に残してくれるのが一番嬉し

い。人は消えて行くものであり、不愉快な日常の生活の中の思い出を持たれるのも迷惑な話で人は忘れられるのが、一番の往生かも知れない。私の家も朝のご仏前と水とお茶は欠かした事は無いが、私に対しては一切する必要はないと女房に言っている。が女房曰く「生きてる人間の思いのままにさせてもらいます」と言う。「死ねば全てが負け、負けた人間が采配を振るのは可笑しいと言う」

と言うのである。言われる事は判らんでもない。人間って生を中心に生きてる身であり当然そうなのであろう。死ねば塵と為るそこらの魚の骨と一緒だ。


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