たしか6年前の夏の夜。。。。外は土砂降りだった。
はじめは些細な出来事だった。息子がまだ2歳の頃、おもちゃを片付けない
という理由でDaddyは私に当たり散らし、TVに埃がついていると怒鳴り、
私の顔をみてると「吐き気がする」と言い、尾てい骨にケリを一発入れられた。
そしてパジャマ姿の私をリビングの窓を開けて外へ突き飛ばした。
「バァ~ン」
音などしないが、私の頭の中では鳴り響いていた。泣き叫ぶ息子「Mommy~!」
外は大雨。。。あまりの衝撃で身体を起こすのが精一杯だった。
「Get out!Fucking Bitch!」
叱責しながら窓を閉めてロックされた。私はどうしていいか分からず、ただ土砂降りの
中でうずくまって泣くだけだった。夏とはいえ冷たい雨だったので寒いのと、怖かった
ので全身震えが止まらなかった。泣き叫んでも私を家に入れてくれる相手ではない。
裸足だったので外に出ていた健康サンダルを穿き、どうしようか考えた挙句、
近くに住んでいる「母」のところへ歩いて行った。
幸い夜で暗かったのが良かった。誰もこの土砂降りの中、傘もささずにパジャマ姿で
歩いている変な女には気がつかなかった。。。と思う。
家から母ひとりで住んでるアパートまで5分の距離。母のアパートの玄関のドア
をたたいた。
「お母さん、私よ。。。」
夜遅かったということもあり母は警戒してすぐにはドアを開けてくれなかった。
ドアが開き、私は玄関の中で倒れ込んだ。
「アンタ、一体どうしたのよ。びしょ濡れじゃない!」と言ってバスタオルを
持ってきてくれた。
「Daddyに追い出された?」と聞かれ 「うん。。。。」というのが精一杯だった。
とりあえず、絞れるくらいにびしょびしょのパジャマを脱ぎ、母の服を借りて
母が寝ていたふとんに横になった。尾てい骨が痛くてたまらなかった。
あれこれ母は聞いてきて「あの子(息子)は大丈夫なの?」 「いいかげんに
別れなさいよ。バカな女はバカな男を選ぶんだよね。。」と皮肉たっぷり
言われた。息子のことが心配で眠れなくほとんど一睡もできずに朝を迎えた。
翌朝、息子が心配なので家の様子を見に家へ戻った。玄関は鍵が閉まってるし
開いてるとすれば、夕べ私を放り出したリビングの窓しかない。近寄って
みると、中からDaddyと息子の話声が聞こえる。ロックが開いている。
カーテン越しにDaddyが私の姿をみつけた。
「何やってんだよ!お前!」と言って窓を開けた。
一瞬ビクっとしたが息子が無事でよかった。だが。。。。
Daddyは息子に朝食として、チョコレートとチョコクッキーを与えていて、
息子の口の周りは、まっ茶色になっていた。
「なんてことだ。。。」朝ごはんにチョコを与えるか?ミルクも与えた事もない、
オムツも替えたことない男にこんな男に息子をまかせておけないと思った。
「少しは夕べの雨で頭冷やしたか?風邪ひきゃよかったのに!さっさとメシつくれ」
といつもの調子だ。こんなDV男といられない、誰かに相談しよう。
「息子とふたりで逃げようなんて考えるなよ!オレはFBIに知り合いがいるんだ。
オレはお前の首折ってでも息子を取り返すからな!覚えておけ」
これがいつもの彼のセリフだ。
もうだめだ。。。と思ったとき弁護士協会に電話して相談した。
予約をとって小さい息子を連れてある弁護士と面会した。
息子の国籍、私とDaddyの関係、DVとこれまでのいきさつを長々と話した。
「Bonitaさん。。。難しいケースですね。」と弁護士は考えこんでしまった。
わたし 「息子を連れてアメリカへ行くって脅すんです。。。」と泣きながら訴えた。
弁護士 「でも彼は息子さんを認知してるし、息子さんはアメリカ国籍もって
ますよね。だから。。。。」
わたし 「だから、なんです?」
弁護士
「父親が息子さんをあなたに黙って連れ去ってもあなたは何もできないですよ」
わたし 「え?なんで?私は息子の母親よ!私が産んだのよ!ふざけないで!」
弁護士 「現実的にはそうなんですけど、アメリカに足一歩踏み入れたら訴訟するの
難しいんですよ。現に息子さんの父親はアメリカ人で息子さんも
アメリカ国籍取得してますしね。。。誘拐にはならないんですよ。」
うそでしょ?そんなのってある?息子は日本で生まれて日本の国籍にもなってるのに。
あの男に誘拐されても訴えることができない???そんなことならアメリカ国籍
なんて取得しなきゃよかった。
私は一気に気が抜けてしまった。
わたし 「DVもあるんです。なんとかしてください!」と必死に訴えた。
弁護士 「DVねぇ~。。。Proofするの難しいんだよね。なかなか警察も動かないし」
と何も解決の糸口がみつからない言い方をする。
こんな弁護士に相談するのやめた。時間と金のムダだと思った。何も分からないんだ。
その日、がっくりしながら息子のベビーカーを押しながらいろんな事を考えてた。
わたしさえ我慢すればいいのか。。。。尾てい骨がさらに痛み出し、病院に行って
レントゲンをとり、仕方なく家へと戻った。
いつか、彼が私を愛してくれる日がくる。。。。いつかきっと。。。。
私がいたらないんだ。パートナーとして一生懸命尽くせばきっと私を受け入れて
くれる。。。。その時はまだ自分に言い聞かせながら我慢していこうと決めた。
これはまだ数ある中では序の口です。それにモラルハラスメントって言葉も
知らなかった。
今週はまだ静かなので寝ている子を起こさないようにしているとこです。
だからといって私は我慢してません。
モラと共存中の人達もいると思います。なかなか抜け出せない人達へ。。。
モラには波がありますから、少し波が静まった時に自分の精神を落ち着かせ
ましょう。。。。
はじめは些細な出来事だった。息子がまだ2歳の頃、おもちゃを片付けない
という理由でDaddyは私に当たり散らし、TVに埃がついていると怒鳴り、
私の顔をみてると「吐き気がする」と言い、尾てい骨にケリを一発入れられた。
そしてパジャマ姿の私をリビングの窓を開けて外へ突き飛ばした。
「バァ~ン」
音などしないが、私の頭の中では鳴り響いていた。泣き叫ぶ息子「Mommy~!」
外は大雨。。。あまりの衝撃で身体を起こすのが精一杯だった。
「Get out!Fucking Bitch!」
叱責しながら窓を閉めてロックされた。私はどうしていいか分からず、ただ土砂降りの
中でうずくまって泣くだけだった。夏とはいえ冷たい雨だったので寒いのと、怖かった
ので全身震えが止まらなかった。泣き叫んでも私を家に入れてくれる相手ではない。
裸足だったので外に出ていた健康サンダルを穿き、どうしようか考えた挙句、
近くに住んでいる「母」のところへ歩いて行った。
幸い夜で暗かったのが良かった。誰もこの土砂降りの中、傘もささずにパジャマ姿で
歩いている変な女には気がつかなかった。。。と思う。
家から母ひとりで住んでるアパートまで5分の距離。母のアパートの玄関のドア
をたたいた。
「お母さん、私よ。。。」
夜遅かったということもあり母は警戒してすぐにはドアを開けてくれなかった。
ドアが開き、私は玄関の中で倒れ込んだ。
「アンタ、一体どうしたのよ。びしょ濡れじゃない!」と言ってバスタオルを
持ってきてくれた。
「Daddyに追い出された?」と聞かれ 「うん。。。。」というのが精一杯だった。
とりあえず、絞れるくらいにびしょびしょのパジャマを脱ぎ、母の服を借りて
母が寝ていたふとんに横になった。尾てい骨が痛くてたまらなかった。
あれこれ母は聞いてきて「あの子(息子)は大丈夫なの?」 「いいかげんに
別れなさいよ。バカな女はバカな男を選ぶんだよね。。」と皮肉たっぷり
言われた。息子のことが心配で眠れなくほとんど一睡もできずに朝を迎えた。
翌朝、息子が心配なので家の様子を見に家へ戻った。玄関は鍵が閉まってるし
開いてるとすれば、夕べ私を放り出したリビングの窓しかない。近寄って
みると、中からDaddyと息子の話声が聞こえる。ロックが開いている。
カーテン越しにDaddyが私の姿をみつけた。
「何やってんだよ!お前!」と言って窓を開けた。
一瞬ビクっとしたが息子が無事でよかった。だが。。。。
Daddyは息子に朝食として、チョコレートとチョコクッキーを与えていて、
息子の口の周りは、まっ茶色になっていた。
「なんてことだ。。。」朝ごはんにチョコを与えるか?ミルクも与えた事もない、
オムツも替えたことない男にこんな男に息子をまかせておけないと思った。
「少しは夕べの雨で頭冷やしたか?風邪ひきゃよかったのに!さっさとメシつくれ」
といつもの調子だ。こんなDV男といられない、誰かに相談しよう。
「息子とふたりで逃げようなんて考えるなよ!オレはFBIに知り合いがいるんだ。
オレはお前の首折ってでも息子を取り返すからな!覚えておけ」
これがいつもの彼のセリフだ。
もうだめだ。。。と思ったとき弁護士協会に電話して相談した。
予約をとって小さい息子を連れてある弁護士と面会した。
息子の国籍、私とDaddyの関係、DVとこれまでのいきさつを長々と話した。
「Bonitaさん。。。難しいケースですね。」と弁護士は考えこんでしまった。
わたし 「息子を連れてアメリカへ行くって脅すんです。。。」と泣きながら訴えた。
弁護士 「でも彼は息子さんを認知してるし、息子さんはアメリカ国籍もって
ますよね。だから。。。。」
わたし 「だから、なんです?」
弁護士
「父親が息子さんをあなたに黙って連れ去ってもあなたは何もできないですよ」
わたし 「え?なんで?私は息子の母親よ!私が産んだのよ!ふざけないで!」
弁護士 「現実的にはそうなんですけど、アメリカに足一歩踏み入れたら訴訟するの
難しいんですよ。現に息子さんの父親はアメリカ人で息子さんも
アメリカ国籍取得してますしね。。。誘拐にはならないんですよ。」
うそでしょ?そんなのってある?息子は日本で生まれて日本の国籍にもなってるのに。
あの男に誘拐されても訴えることができない???そんなことならアメリカ国籍
なんて取得しなきゃよかった。
私は一気に気が抜けてしまった。
わたし 「DVもあるんです。なんとかしてください!」と必死に訴えた。
弁護士 「DVねぇ~。。。Proofするの難しいんだよね。なかなか警察も動かないし」
と何も解決の糸口がみつからない言い方をする。
こんな弁護士に相談するのやめた。時間と金のムダだと思った。何も分からないんだ。
その日、がっくりしながら息子のベビーカーを押しながらいろんな事を考えてた。
わたしさえ我慢すればいいのか。。。。尾てい骨がさらに痛み出し、病院に行って
レントゲンをとり、仕方なく家へと戻った。
いつか、彼が私を愛してくれる日がくる。。。。いつかきっと。。。。
私がいたらないんだ。パートナーとして一生懸命尽くせばきっと私を受け入れて
くれる。。。。その時はまだ自分に言い聞かせながら我慢していこうと決めた。
これはまだ数ある中では序の口です。それにモラルハラスメントって言葉も
知らなかった。
今週はまだ静かなので寝ている子を起こさないようにしているとこです。
だからといって私は我慢してません。
モラと共存中の人達もいると思います。なかなか抜け出せない人達へ。。。
モラには波がありますから、少し波が静まった時に自分の精神を落ち着かせ
ましょう。。。。