
大切に育てた娘ハナ 全122話(BS 放送 81話)
久しぶりに、熱中して、観てしまいました。
普通に考えたら、絶対にあり得ない事なんですが…
韓国ドラマですから…そこは、追求をしません。
ドラマの内容は400年の伝統のある、(ファンソ醤油)は男しか家業を継ぐことができないが
ひとり息子ミンソクは歯医者になり、期待の孫は三人とも娘だった。
祖父は孫に男子を望んだが…次に妊娠したとき、流産し、もう子供は無理だと医者に言われた。
夫は妻を気遣って、分家をしようと、言ってくれたが……その直後に事故で死んでしまった。
夫が亡くなって数ヶ月が過ぎた頃。妻のチョソン(ユン・ユソン)の友達
チョンラン(イ・ヘスク)が赤ん坊を抱いて現れた。

ミンソクさんの子供です。男の子です。祖父は喜んだ。諦めていた男子…

13代目待令熟手(テリョンスクス)である祖父は嫁に言った。
ファンソ醤油の跡取りだから、大切に育てると…
そして、欲深いチョンランは祖父が地方各地にあるチャン家の発酵所に出かけた日に
悪知恵の働く自分の母親と一緒にヒョソン親子(娘三人と)を追い出した。(正確には
閉め出した。外出して、帰ると家に入れなくなっていた。)
嫁の証の鯉の鍵も偽造して祖父に見せた。ヒョソン達は、申し訳ないと家を出て行ったと…
鯉の鍵も返していったと嘘をついた…
祖父は信じて、そうか…生活に困らないように、生活費は渡すように。
「はい。」勿論、彼女はお金など渡さない…
娘3人抱えて、追い出されたヒョソンは苦労した。仕事をしても、体が疲れ、おかしいと
病院に行くと妊娠していることが判った…しかも、5ヶ月目に入っていた。
もう、妊娠できないと、思っていたので、まさか、疑いもしなかった。
でも、嬉しかった。この子の為にも頑張ろうと…
そして、生まれた子供は女の子だったが少しも悲しくなかった。むしろ、可愛い娘で
愛おしかった。一生懸命に働いた…が…女の収入では生活は苦しく、家賃も滞納するように
なり、家を追い出されてしまった。末娘ハナが8歳になり、ヒョソンはこのままでは
親子5人生きてはいけない。しかも、籍はまだ、チャン家にあるままなので、
ハナの出生届けをだしていなかった。このままでは……学校に行く年だから何とかしなければ…
真ん中の娘二人はアメリカの姉に預けた。
長女のハミョンは発達障害があるから、手元におき、末っ子のハナにはお芝居を
しましょうと言って長い髪を切り男の子にした。そして、家族の為に祖父の家で
男の子として、醤油作りを学ぶのだと…名前も夫のミンソクが男の子だったら、
ウンソンと付けようと決めていた名にした。

祖父は喜んだ。二人の男の子に醤油づくりを見せた。


チョンランの息子ラゴンは1月生まれで、ウンソンは12月生まれなので、同じ学年に入学した。
(日本だったら、同じ学年にならないけどね)そこは韓国ドラマなので違うみたいです。
それからはウンソンと、姉のハミョンがチャン家に住んだ。母親は外で暮らし、食堂で働いた。
チョンランは自分の母親と別の男との間に生まれた娘ラヒ(ラゴンの姉)を連れて
チャン家に入り込んでいた。
すっかり、奥様気取りで、贅沢をしていた。そして、ウンソンとハミョンをいじめた。
ウンソンは健気だし、ハミョンは発達障害ながら、精一杯ウンソンを守った。
ウンソンは女の子だとばれずに高校生まで、成長した。(あり得ない事だわ)
勉強も頑張って、成績も優秀だったが、チョンランと、息子のラゴンに事ごとく、邪魔され、
いじめられて、それでも、毎朝のカメ磨きは楽しくて続けた。醤油造りの勉強は大好きで
誰よりも熱心に学んだ。
時が過ぎ大人になったウンソン(パク・ハンビョル)は、勉強のためファンソの水源に向かった。
しかしその日の日食の瞬間、気を失い倒れてしまい、その前に現れたのは、
SSグループからやって来たユンチャンとドヒョンだった。
SSグループのソル・ジンモク会長は、ファンソ醤油との業務提携するために
ユンチャンを使い、ファンソ醤油の調査を始めた。それから、息子のドヒョンを留学先の
イタリアから、帰国させ、ファンソ醤油にインターンに出すことにしたのだ。
ドヒョンは特別扱いを嫌って会長の息子だと内緒で、キムと名乗った。
最初にユンチャン(イ・テゴン)がウンソンをみつけた。
倒れたウンソンを危機一髪で受け止め救ったのだ。

ユンチャンは可愛いウンソンに一目惚れだったが…誰か来たみたいなので無事を確かめて
物陰に隠れた。

後から来たのはドヒョン(チョン・ウヌ)だった。彼は恩人のソル会長の息子ソル・ドヒョンで、
ユンチャンは会長の、息子を陰から守る為にファンソ醤油に派遣されてきた。
ドヒョンは父親とユンチャンの関係は知らない。ユンチャンはSSチームのチーム長として
経営企画担当をした。

気がついたウンソンはドヒョンが心配そうに覗いているのを見て、
助けてくれたのは彼だと思い、彼を命の恩人と呼んだ。
ファンソ醤油ではみそ玉に赤カビが発生し、日食の年に不吉なことが起きるとの先祖代々の
言い伝えどおりだと恐れた。
一方、ウンソンとラゴンには後継者試験の問題を伝えられる
「味噌玉に赤カビが生えて使えなくなった。それを、廃棄する方法を考えよ…」
大量の味噌玉をそのまま廃棄したら、環境にも悪いが、莫大な費用がかかる。
ウンソンは他の物と混ぜて乾燥させて植物の肥料にすることを考えた。
一方の息子ラゴン(キム・ジュヨン)は家畜の飼料にすることを考えた。
試験に備えてラゴンの母親はその道の専門家を教師に呼んで勉強させたが、
ウンソンには、余計な仕事をさせて、勉強する時間を与えなかった。
結果は家畜の飼料の方が有効だった。しかし、ウンソンが試行錯誤しているときに
大量の塩と炭を味噌玉と、一緒に置いておいたが、一週間後に味噌玉の赤カビが
消えていたのだ。
結果すべての味噌玉を廃棄せずに済んだ。
次の問題もウンソンが勝ちウンソンが待令熟手の補助役をする各色掌に指名された。
待令熟手の補助役をする各色掌になったウンソンは祖父が国民勲章を受章することになり、
政府要人が集まる授賞式に随行することになった。そこで、イケメン後継者として、世間から、
注目の的となり、ラゴンの母親や祖母は面白くない。事ごとくウンソンの邪魔をした。
家に居づらくなったウンソンは会社の寮に入る事にした。
寮に入ったウンソンは初めて部屋が二人部屋だと知った。困ったが、どうしようもない。
そこに来たのがあの、命の恩人ドヒョンだった。王子様と密かに想っていたので
ドキドキした。ドヒョンも驚いた男のくせに棒きれみたいに細いから倒れるんだよ。

その後ユンチャンも寮に入り三人は仲良くなった。
ユンチャンはあの、ファンソ醤油の水源で、最初にウンソンに会ったとき女の子と思い、
次に会社で見かけたとき他の社員にあの女性はと聞き、「ああ、社長の坊ちゃんです」
と言われて驚いたのだ。
男だと判ったがユンチャンはウンソンを可愛いと思う気持ちは変わらなかった
ウンソンも兄貴と彼を呼んだ。
一方のドヒョンも、ウンソンに惹かれていった。この気持ちは何だ…男を好きになるなんて、
自分がおかしくなったと、悩んだ。ウンソンと距離を置くために自宅に帰ったが…

ウンソンを忘れられない……父親にうちの家系で男を好きになった人はいたか…
と聞くほどだった。ウンソンに男同士だけど付き合おうと…
ウンソンは「何だよ…それ…おかしいよ…」と相手にしなかった。
ウンソンだって、本当は彼にドキドキ胸が高鳴ったが、自分を抑えていたのだ。
僕は男だからと…
それでも、ドヒョンは自分の気持ちを素直に表し、ウンソンに接した。
実はユンチャンは孤児だったときにソル・ジンモク会長に拾われ、
大学まで通わせてもらった恩人だった。
その恩に報いるために、会長の命令には何でも従った。ソル会長は冷酷なやり方でSS企業を
拡大してきたのだ。だから、ハン・ユンチャンも命令に従いかなり、荒っぽい事もやってきた。

でも、ウンソンに出会ってからは、気持ちが変わってきた。冷酷さが消えてきたのだ。
その後、ウンソンは実力で14代待令熟手の座を指名された。
しかし、後を次ぐ時、そのタイミングを狙ってSSグループが密かに株を買い占めファソンを乗っ取ったのだ。
ユンチャンも初めはソル会長の命令に従い株を買い集めたが途中でウンソンが
苦しむと知り、ウンソンの味方をするようになる。が…

ソル会長はユンチャンが拒否すると自分の秘書を使って、株を買い続けていたのだ。
ピンチになったウンソン…
ユンチャンも、ドヒョンもウンソンを助けてと会長に頼み込む…怒った会長…
強力にウンソンを潰しにかかった。

それでも、SSグループの隠れ蓑であるAJインベスト社の実態を暴こうと
立ち向かうウンソンに
怒りまくるソル会長。株価操作の容疑をウンソンにかぶせ、検察に捕まった…
ドヒョンは父の言うとおりにするから、ウンソンを助けてくれと懇願した。

すると、父親はラゴンの姉のラヒと結婚してイタリアで暮らせと言った。
ラヒ(ユン・セイン)は持ち前の頭の良さとずる賢いところで、会長に取り入って
気に入られていたのだ。そして、御曹司と結婚しようと企んでいた。

ウンソンが救われるなら、男であるウンソンとは結婚出来るはずもないし、
父親の言うとおりにしようと決心した。
韓国の事は絶対に知ろうとしないことを条件にドヒョンはすぐ、ラヒとイタリアに出発した。
一方ユンチャンもウンソンを助けるため、SSの悪事を暴露しようと決心していた矢先…
ウンソンを妨害したラゴンを制裁したことが、ばれて、警察が動いた為ソル会長は
ユンチャンが捕まると芋づる式に自分も危ないと考え、ユンチャンを
海外に逃がそうと手配をした。
しかし、ユンチャンはウンソンを救うためなら自分は捕まってもかまわないとまで思っていた。
ウンソンはラヒから、ラゴン、そして、その母親達に女だとばれて遂には祖父に暴露された。
女だと知った祖父は驚き、釈放されたウンソンをチャン家から、追放した。

ウンソンは、世間からも詐欺師と罵られ、失意のどん底に落とされた。