現代日本人文芸

現代に生きる日本人の文芸です。小説、エッセイ、俳句、短歌、川柳、現代詩、日本の伝統文芸を愛し新しい日本の文芸を創作

現代日本人文芸:二宮正治小説:小池百合子をひとりで歩かせてはならない:第121回:フィクション

2017-03-01 03:47:47 | 日記

「小池百合子氏のパワーってどっから出ているのNさん」

 Nの仲間がこう聞いた。

「自民党時代に冷や飯を食わされた怒りだ」

 Nは真剣な顔をしてこう言いながら仲間を見た。

「外交が得意なんで外務大臣をやってもらえば良かったんだ。それが日本のためにもなった」

 Nがつぶやく。そして、

「もう一人今自民党で冷や飯を食っている女性議員がいる」

「誰・・・・・」

「野田聖子氏」

「なるほど」

 Nはまた言葉を続けた。

「小池百合子氏は天下を取るつもりだ」

 仲間はNの言葉に黙って頷いた。


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